生活費指数(SCOLI)を公表
ベトナム統計総局は2026年4月4日、ハノイで開催された第1四半期総括記者会見において、2025年の地域別生活費指数(SCOLI)を発表した。
同指数は、地域間の物価水準を比較する指標である。
ハノイが全国で最も高い水準を維持
34の省と中央直轄市の中で、ハノイは2025年も引き続き国内で最も物価が高い地域となった。
2位はクアンニン省で、SCOLIはハノイの98.56%、3位はハイフォンで98.43%となった。
ホーチミン市は4位、供給力と競争で価格抑制
ホーチミン市は4位で、SCOLIはハノイの97.96%である。
同市は大規模な経済中心地であり、都市化の進展や人口の多さ、多様な消費需要により物価水準は高い。
一方で、流通システムの発展や商品供給の豊富さ、価格競争の激しさにより、平均価格はハノイを下回っている。
特に以下の分野ではハノイより低い水準となっている。
- 家庭用品:93.66%
- 衣料・履物:94.33%
- 住宅・電気・水道・建材:97.23%
ダナンが5位、主要都市に高価格集中
5位にはダナンが入り、SCOLIは97.89%であった。
全体として、物価の高い地域は都市化が進み、消費需要が大きい経済中心地に集中する傾向がみられる。
ビンロン省が最も低水準
一方、最も物価が低かったのはビンロン省で、SCOLIはハノイの91.47%であった。
同省はメコンデルタ地域に位置し、農業および水産業の生産が盛んで、食料供給が豊富であることが物価の低さにつながっている。
また、商業・サービス活動が比較的穏やかで、消費需要が高くないことも、価格水準の安定に寄与している。
低価格地域は南部・地方に集中
ビンロンに続き、物価が低い地域は以下の通りである。
- ザーライ省(92.62%)
- カマウ省(92.97%)
- クアンチ省(92.99%)
- タイニン省(93.51%)
- ハティン省(93.75%)
- アンザン省(93.93%)
- カオバン省(94.54%)
- ドンタップ省(94.95%)
これらの地域では、食料や生活必需品、交通、通信、教育、娯楽などの価格が全体的に低いことが特徴である。
地域間の価格差は縮小傾向
統計総局によれば、2025年のSCOLIは地域間の価格差が大きくないことを示している。
流通網や物流の発展、特に電子商取引の普及により市場の透明性が向上し、競争が促進されたことで、地域間の価格差は縮小傾向にあると分析されている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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