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ベトナムニュース【経済】ホーチミン市、経済がV字回復と評価

(C) VNEXPRESS

ホーチミン市人民委員会は、ホーチミン市の経済は2021年後半に大幅に落ち込んだ後、2022年上半期の域内総生産(GRDP)のプラス成長によってV字回復を遂げたと評価した。

6月29日に開かれた社会経済状況総括会議において、ホーチミン市人民委員会は2022年上半期のGRDPが前年同期比で3.82%上昇したと発表した。2021年の第3四半期と第4四半期にはそれぞれ-24.9%と-11.64%という大幅な下落を見せたが、2022年第2四半期には5.73%のプラス成長となっており、ホーチミン市ではこの状況を経済のV字回復と評価している。

グエン・バン・ネン党書記によると、ホーチミン市の経済は包括的かつ迅速に回復している。また、ホーチミン市人民評議会のグエン・ティ・レ議長もホーチミン市の経済回復は想定よりも早く進んでいるとの認識を示した。

分野別でみると商業・サービス分野が前年同期比で4.83%のプラス成長で最も高く、次いで製造・建設業が2.23%となっている。

鉱工業指数(IIP)は、2月以降プラス成長を続けている。上昇ペースは遅いものの、あらゆる分野が比較的均等に回復している。2022年上半期のIIPは前年同期比で3.1%のプラスになると予測されている。

しかし、世界経済の混乱によって電気・電子部品の製造分野は依然としてマイナス成長となっており、大手メーカーの輸出も低迷している。

一方で、サービス業については、不動産業が5.82%のマイナス成長であったことを除けば、9業種中8業種で回復が進んでいる。最も成長率が高かったのは金融・銀行分野で、情報通信、物流・倉庫なども高い成長を記録した。

輸出、観光、海外投資誘致も2桁成長を遂げており明るい兆しが見えている。2022年上半期の輸出総額は249億USDで前年同期比で13.8%の増となった。観光収入は29.9%の増加となっており、海外からの投資もホーチミン市は国内で2番目に多い21.8億USDに達しており、前年時から60%も上昇した。

一方で、ホーチミン市人民委員会は、経済回復にはまだいくつかの課題が残されていると分析している。例えば、ロシアとウクライナの紛争は原材料価格やガソリン価格を高騰させ、経済回復過程におけるベトナムの消費に大きな影響を及ぼしている。また、4つの経済地域のうち3つは成果が出ておらず、開発スペースの利点を生かせていない。公共投資も依然として遅れており、割り当てられた資本の17%しか達成していない。これは過去最低の数字だ。

年末に向けて成長の勢いを加速させるため、ホーチミン市は公共投資、投資環境を改善するための企業の問題解決、観光旅行への門戸開放などを引き続き促進していく考えだ。ホーチミン市人民委員会のファン・ティ・タン副主席は、各区・県・市がそれぞれ観光資源を開発することを計画していると述べた。すでにいくつかの区が新たな観光資源の登録をおこなっている。

インフレが過熱していることについてホーチミン市人民委員会では、引き続き物価安定プログラムを実施し、ガソリン、金、外国為替相場の動向を監視するとしている。

出典:29/06/2022 VNEXPRESS
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