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ベトナムニュース【国際】ファム・ミン・チン首相がロシアのラブロフ外相と会談

(C) VNEXPRESS

7月6日にファン・ミン・チン首相がロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と会談をおこない、ベトナムはロシアとの包括的戦略パートナーシップを常に重視していると述べた。

7月6日の午後に政府官邸でおこなわれたロシアのラブロフ外相との会談で、ファン・ミン・チン首相は、ラブロフ外相のベトナム訪問は、両国関係が包括的戦略パートナーシップに格上げされてから10周年を記念して実施されたものだとの強調した。

チン首相は、ベトナムは常にロシアとの包括的戦略パートナーシップを重視しており、今後さらに二国間の協力分野を拡大し、より効果的なものにしたいとの考えを明らかにした。一方のラブロフ外相もロシアは常にベトナムをこの地域の重要なパートナーとみており、更なる関係強化を図りたいと強調した。

チン首相は、両国の関係省庁が速やかに貿易、投資、物流の分野で起きている問題を解決するための話し合いをおこない、ベトナムとユーラシア経済連合との自由貿易協定をより効果的に活用するための努力を続けるよう要請した。また、チン首相はCOVID-19が抑制された状況を受けて、両国の文化・スポーツ・観光・教育などの交流を早急に再開させるように要請した。

ラブロフ外相は、ベトナムの周辺地域及び世界の平和と安定に対して果たしている役割や貢献を高く評価した。ラブロフ外相はまた、国際法と1982年の海洋法に関する国際連合条約に基づき、平和的な手段によって南シナ海の紛争を解決することの重要性を支持し、南シナ海の行動規範(COC)が早期に実現することを期待すると述べた。

ラブロフ外相はさらにウクライナ問題におけるロシアの立場を説明した。チン首相は、ウクライナからベトナム人が避難する際に受けたロシア側からの支援に、感謝の意を述べた。

この日、チン首相との会談の前にラブロフ外相はブイ・タイン・ソン外務大臣とも会談をおこなっている。ソン外務大臣は、ウクライナでの問題を含む国際的な様々な問題について、ベトナムは独立国として自立した全方位外交政策を堅持するという一貫した立場を強調した。

ラブロフ外相は、ベトナムの周辺地域とASEANにおける役割を高く評価し、ベトナムがロシアとASEANの戦略的パートナーシップの促進を含むロシアのこの地域での協力関係強化にとって重要な架け橋になることを確信していると述べた。

ソン外務大臣は、ロシア在住のベトナム人コミュニティがロシア国内で安定して生活やビジネス、勉強を行えるように、ロシア外務省並びに関係各機関の支援を求めた。

ラブロフ外相は、ソン外務大臣の招待を受けて7月5日と6日の2日間ベトナムを訪問した。ベトナムとロシアは1950年に外交関係を樹立し、その後2001年に関係性を戦略的パートナーシップに格上げ、さらに2012年には包括的戦略パートナーシップ関係を樹立した。

2021年のベトナムとロシアの貿易総額は71億USDに達している。2022年4月までの貿易総額は、15.9億USDとなり昨年同期比で10%減少している。現在、ロシアはベトナムに151件の投資案件があり、総投資額は9億5000万USDを超えている。

出典:06/07/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作