受注が減少し、仕事が減っている多くの木材加工企業では、労働者に対して例年の2倍となる1ヶ月のテト休暇を与えることを計画している。
受注量が減少したため、ドンナイ省タムフック工業団地に入居するLee Fu社は、650人の従業員に対して2023年の旧正月(テト)休暇を1月2日から28日までの約1ヶ月与える予定だ。
11月4日にドンナイ省労働組合連合が主催した木材加工関連企業に関する会議で、Lee Fu社のキウ・バン・ドン労働組合長は、現在同社の工場は製造量が減少していると述べ、労働者は土曜日に休まざるを得ず生活が困窮しているので、当局に迅速な支援を期待すると付け加えた。
テト休暇を約1か月間とする案は、タムフック工業団地のChien社でも検討されている。同社のグエン・ティ・タイン・ティン副社長は、工場は引き続き受注を管理できており、1200人の従業員の仕事と収入を確保できているが、例年に比べれば受注は減少していると述べた。
ティン副社長によると2023年のテト休暇日数は例年の2倍になる。労働者の給与と休暇日数について同社は、労働者の権利を保護するように計算したとしている。しかし、最終的な決定を下す前に同社では、工場全体の意見を聞くために集会を開く予定だ。「労働者はテトにより多くの時間を故郷で過ごすことができるようなり、帰省の際の交通機関もより利用しやすくなります。」とティン副社長は述べた。
製造活動が困難に直面しており、ビンズン省の多くの木材加工企業もテト期間に長期休暇を与える予定だ。Hoang Thong社のズーン・クアン・ヒエップ人事部長もまだ正式決定ではないものの2023年のテト休暇は例年より長くなるだろうと述べた。5月以降、同社では受注が減少しはじめ、残業が無くなったために多くの従業員が工場を去った。
ビンズン省労働組合連合の法務政策局副局長であるダン・タン・ダット氏は、省内の多くの木材加工、縫製、履物製造工場が受注不足によって稼働時間を短縮していると述べた。一部の工場では、労働者に平日も交代で休みを与えている。そのため、テト休暇を長期休暇にする案は多くの会社が検討している。早めにテト休暇に入れば、労働者は家族と過ごす時間が増えるうえ、帰省の際の交通機関の混雑も避けることが出来る。
先日、労働・傷病兵・社会省は2023年のテト休暇を1月20日から26日(旧暦の12月29日から1月5日)までの7日間とする案を採用し、首相に提出した。この提案は、公的機関にのみ適用され、民間企業は製造活動やビジネスの状況に応じて、各企業ごとにテト休暇期間を独自に決めることが出来る。
出典:06/11/2022 VNEXPRESS
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