ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

ベトナムニュース【事件】国道1号線での金属片ばら撒きが再び増加

(C) VNEXPRESS

ホーチミン市ビンチャイン県のビンディエン橋からロンアン省までの国道1A号線では、毎日10台以上のバイクが路上に撒かれた金属片によってパンクさせられている。

2月1日の朝、ビンチャイン県に住むレ・トゥー・ガンさんは、いつものように通勤のためにビンディエン橋に向かって走行しているときにバイクがふらつくのを感じた。ガンさんがバイクを降りてみると、後輪のタイヤがパンクしており、その後は会社までバイクを押していくことになった。「また、遅刻すると会社に電話しなければならなくなりました。」とガンさんは話してくれた。

実はガンさんのバイクが路上の金属片によってパンクしたのはこの1ヶ月で3回目のことだ。数日前にも、ガンさんはディンビエン橋の近くでひし形の金属片を踏んでしまい、バイクを押さなければならくなった。

「タイヤとチューブの交換には60万VND近くかかります。工場の仕事1日分の給料では、タイヤ交換費用にも足りませんが、危険なので交換しなければならず、腹が立ちます。」とガンさんは話す。

2月2日の朝にもひし形の金属片を踏んだとみられる10台近くのバイクを押している人の姿が見られた。この金属片を踏むとタイヤには複数の穴が開き、修理するにはチューブを交換するしか方法がない。

「この道を通って1ヶ月に2回もパンクしましたよ。」とビンチャイン市場の近くの診療所のドライバーであるトゥアンさんは話す。2月2日の朝、トゥアンさんがビンディエン橋を通りがかったときに車の異変を感じ、車を降りて確認してみると後輪にひし形の鋭い金属片が突き刺さっていた。

「いつまでこの状況が続くのか、とても腹立たしいです。」とトゥアンさんは話す。

2月2日の昼頃、ビンチャイン県のクアンチュオイ交差点で麺料理を販売しているクオックさんは、トゥードゥック野菜卸売市場から商品を運ぶ途中でタイヤがパンクし、押して歩かなければならなくなった。彼の家には3台のバイクがあるが全て金属片でパンクさせられている。

この地域の住民の話によると国道1A号線の金属片ばら撒き問題は、かなり前から発生しており、地元の警察がパトロールを強化したことで一旦は沈静化したが、2023年に入ってから再び増加している。

国道1A号線沿いで20年以上にわたって飲み物を販売しているブーン・ティ・タイン・トゥエンさん(54歳)は、数年前は朝ドアを開けると道路のいたるところに金属片が散らばっているのが見えたと話す。「多すぎてとても掃除しきれず、清掃業者を呼ぶ必要がありました。」とトゥエンさんは話す。

長年にわたって、トゥエンさんはこの道を通るバイクがパンクしたり、転んで手足を骨折したり、病院に運ばれる人を見てきた。「パンクしたりケガをしたりする人を見ると気の毒に思います。大きな車が来てたら死ぬかもしれません。」とトゥエンさんは嘆く。1週間前、トゥエンさんもビンディエン橋で2回もパンク被害にあっている。

ビンチャイン市場の近くに住むボー・バン・イーさん(47歳)は、何度もタイヤのパンクに見舞われたため、大通りを避けて路地を通り抜けて市場に行くようになった。テトに国道1A号線沿いのカフェに座っているとき、イーさんは少なくとも15台のバイクが金属片を踏んでパンクしたのを見た。「小さな子供を抱えてたり、大きな荷物を抱えたままパンク修理をしてくれる場所を探している人々を見て気の毒に思いました。」とイーさんは話す。

ビンディエン橋からビンチャイン市場までの国道1号線で金属片の回収ボランティアを17年以上続けているディン・ミン・カインさんは、2022年末から2023年初めにかけて金属片のばら撒きが再び増加してきたと話す。カインさんは警察に苦情を申し立て、付近の見回りをおこなっているが、ばら撒かれた金属片はほとんど減っていない。「1日平均100個の金属片を拾ってますよ。」とカインさんは話す。

(C) VNEXPRESS

カインさんによると金属片のばら撒きは、以前よりも手口が巧妙になっている。以前の様に釘をばら撒くのではなく、目視では認識しにくいホッチキスの針、ブレーキワイヤーの繊維、小さく切断した金属片がばら撒かれるようになっている。「バイクのブレーキワイヤーを短く切ったものが路上にばら撒かれると、発見が難しくなります。この前は、1日で茶碗一杯分のブレーキワイヤーを拾いました。」とカインさんは話す。

金属片のばら撒く地域にも変化が生まれている。以前は、バイク修理店から1㎞ほどの範囲にばら撒かれていたが、当局が何度も処理した結果、ばら撒く範囲がバイク修理店から200~300mの範囲になった。「この辺のバイク修理業者はお互いに知り合いなので、パンクした被害者は、そのいずれかの修理店で修理することになるのです。」とカインさんは付け加えた。

ビンチャイン区警察のレ・スアン・クーン中佐は、最近、金属片ばら撒きの手口が、自分たちの近隣の地域でばら撒くのではなく、離れた地域の人々からの依頼で金属片をばら撒くように変わってきたと話す。そのため、警察が犯行現場を追跡することがより困難になっている。

「犯行グループはお互いに親しい知人であり、警察の摘発を逃れるため、ある地域の店は、別の地域の店の周辺に金属片をばら撒くという風にお互いに役割を分担しています。」とクーン中佐は説明する。

クーン中佐によれば、金属片のばら撒き行為は、犯罪として立証するハードルが高く、摘発と処分が非常に難しい。「1日のパンク修理費の売上だけでは、刑事事件として処理できません。せいぜい行政処分か疑わしい店の店主への警告に留まります。」とクーン中佐は話す。

2015年発行の刑法第261条によれば、故意に釘や鋭利な金属片を路上にまき散らし、人を死傷させたり1億VNDから5億VND未満の財産を棄損させた場合は、3000万~1億VNDの罰金、または6か月以上3年以下の懲役とされている。

路上に釘や鋭利な金属片をまき散らす犯行を防止するため、ビンチャイン県警察は、周辺地域の家主に対して疑わしいバイク修理店との賃貸契約を終了させるよう働きかけている。

警察では更に、周辺の住民や通行人に対して金属片のばら撒き行為やばら撒かれた金属片による交通事故を目撃した場合は、速やかに警察へ通報するよう呼び掛けている。また、バイク修理店で、バイクを故意に傷つける行為があった場合は、携帯電話で証拠のためにその場の様子を撮影し、適切なサポートと処理を受けるため、付近の警察に通報するように呼びかけている。

金属片収集ボランティアを続けてきたディン・ミン・カインさんは、ビンディエン橋とグエンバンリン高架橋を通過する際には注意するよう呼び掛けている。「このエリアは、高速で走る人が多く金属片でパンクするリスクが非常に高いです。」とカインさんは話す。この付近を通行する際は前の車との車間距離を十分にとり、時速40㎞程度で走れば、金属片によってパンクする可能性は低くなる。

出典:06/02/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作