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【経済】ハティン省の韓国系企業で集団ボイコット

(C) VNEXPRESS

ハティン省ドゥックトー県の縫製企業でおよそ500人の労働者が、仕事をボイコットし、会社側に昇給と一部福利厚生に見直しを要求した。

2月17日の午後、多くの労働者グループが生産ラインを離れて、工場の敷地内に集まった。一部の労働者はこの様子をSNSでライブ配信した。工場内では、残った一部の労働者が作業を続けていた。

職場をボイコットした労働者は、給与の値上げ、有給休暇制度と就業時間の合理的な調整、毎日の食事提供の保証などを求めた。「私たちの基本給は340万~400万VNDしかなく、他の場所に比べて非常に安く、生活するにも十分ではありません。」とある女性労働者は話した。

トゥックトー県の幹部がこの会社を訪れ、経営陣と協議をおこない、労働者にも工場側と話し合いをするように求めた。

ドゥックトー県人民委員会のホン・スアン・フン副主席は、労働者の提案は合理的であると認めた一方で、現在のような厳しい経営状況では、どのように調整するかは事業の状況とバランスをとる必要があると指摘した。

「企業側は、労働者の提案に耳を傾け、報告書を作成し3月上旬までに本社の意見を確認してください。」とフン副主席は述べた。

その日の午後4時過ぎ500人の労働者は帰宅が認められた。会社側は労働者に対して翌18日は、従来の計画通りに出勤するよう通知した。企業側は、仕事のために工場に来る労働者だけを受け入れ、その他の目的で工場に侵入する者を拒否するとしている。

この縫製企業は、100%韓国出資企業として2020年に設立され、1000人以上の労働者を雇用して輸出用の衣類を製造している。

労働組合の統計によると旧正月前後に全国の11の地域で28件の労働争議が発生している。このうちハティン省では2月15日に手袋製造をおこなっているHavina社で約500人の労働者が基本給の値上げ、COVID-19補助金、その他の手当などの支給を求めて職場をボイコットした。

この集団ボイコットでは、会社側が給与と手当の見直しを約束したため、労働者は2月16日から仕事に戻っている。

出典:17/02/2022 VNEXPRESS
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