ベトナム政府は、各地方自治体がワクチンを無駄にしないために保健省に対して2023年のCOVID-19ワクチン接種計画を立案し、生後6か月から5歳までの子供へのワクチン接種を検討するように指示した。
7月15日の午後、政府事務局は全国COVID-19感染防止管理委員会の要請として、保健省と各地方自治体にワクチン接種を更に促進する必要があると伝えた。
それによると保健省は、基礎疾患のある人、医療関係者、工場労働者、高齢者など感染リスクの高い人に留意しながら、具体的なグループごとの3回目と4回目の安全なワクチン接種についてのガイドラインを作成する必要がある
公安省、国防省、教育訓練省、商工省、労働・傷病兵・社会省、計画投資省、文化・スポーツ省、交通運輸省は、幹部、公務員、兵士、労働者、生徒、学生へのワクチン接種を加速させる必要がある。また、各地方自治体は、ワクチンを無駄にしないように接種を進める必要がある。
COVID-19感染防止管理委員会は、保健省に対してCOVID-19ワクチン接種に関する広報の用語を統一し、国内の製薬会社に対して、COVID-19ワクチンの研究手順、製造プロセスについてのガイドラインを提示するよう要請している。また保健省は、2Kルールについての具体的なガイドラインを公表することが求められている。
COVID-19感染防止管理委員会は、主にCOVID-19に対する慣れと油断から、ワクチン接種が予定通りに進んでいないと評価している。
ベトナムはこれまでに2億3800万回のワクチン接種を実施し、12歳以上の市民の2回接種を基本的に完了している。また、5歳から12歳の子供へのワクチン接種は、現在加速度的に進められている。
6月19日にアメリカの疾病予防管理センター(CDC)は、生後6か月以上の子供へのワクチン接種を推奨すると発表した。生後6か月以上の子供には、ファイザーとモデルナの2種類のワクチンが承認されている。アメリカのCDCの所長は、生後6か月以上の子供について、COVID-19感染歴の有無にかかわらず、全員へのワクチン接種を推奨すると述べている。
「科学的根拠に基づき、我々はCOVID-19との戦いにおいて新たに重要な一歩を踏み出しました。我々は何百万人もの両親や保護者が子供へのワクチン接種を希望していることを理解しています。今回の決定は、このような人々にとって朗報になるでしょう。」とCDCの所長は述べた。
子供に接種されるモデルナ製ワクチンは、成人向けの接種量の1/4にあたる25マイクログラムで、4週間の間隔をあけて2回接種される。
子供にファイザー製ワクチンを接種する場合は、3回接種が必要で、1回目と2回目の間隔は3週間あける必要があり、3回目は更に2か月以上間隔をあける必要がある。1回の接種料は成人の1/10に相当する3マイクログラムとされている。
出典:15/07/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作