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ベトナムニュース【経済】コンビニチェーンのGS25が苦戦

(C) VNEXPRESS

2022年、ベトナムで韓国系コンビニチェーンのGS25を運営するCVSホールディングスは、1670億VND(約9.5億円)の赤字となった。これは1日あたりにすると約5億VND(約280万円)の損失に相当する。

これは、CVSホールディングスが最新の報告書で明らかにした内容だ。赤字額は2021年から9%近く増加している。しかし、小売業だけで見ると同社の損失額は約650億VNDで、前年からほぼ半減している。

この赤字によってCVSホールディングスの資本は40%以上減少して、1900億VNDとなった。昨年、この会社は、期限3年固定金利10%の1060億VND(約6億円)の社債発行を含め4000億VND(約22億円)の負債を記録した。

CVSホールディングスは、ソンキムグループのソンキムリテールが99%出資している。CVSホールディングスは、GS25リテールベトナムの70%の資本を所有している。同社は、2017年からベトナムで韓国で同じ名前で展開しているコンビニチェーンのモデルに従って運営されている。

GS25は、2019年11月からフランチャイズモデルを導入した。当初目標は2022年末までに300店舗、2029年までには1,000店舗以上オープンとされていた。しかし、2023年4月上旬まででのホーチミン市内および近隣省での店舗数は209軒に留まっている。この数は、サークルK(423店舗)の約半数だが、ファミリーマート(147店舗)、ミニストップ(145店舗)などは上回っている。

昨年末、世界銀行(WB)グループの一員である国際金融公社(IFC)は、GS25ベトナムの株式と引き換えに2000万USDの融資を求められたと発表した。この資金は、2022年から2025年にかけてのこのグループの販売店舗網拡大のために使用される。

コンビニチェーン業界は、国民が若く急速に都市化が進むベトナムを潜在的な市場と捉えている。市場調査会社のQ&Meによれば、2022年8月時点でベトナム国内には約1000軒のコンビニチェーンが存在し、その殆どがサークルK(アメリカ)、GS25(韓国とベトナムの合弁)、ファミリーマート(日本とタイの合弁)、ミニストップ、セブンイレブン(日本)など外資や合弁企業で占められている。

ユーロモニターによれば、業界全体の売上高は2016年から2021年の間に19%以上の成長率を記録している。2021年だけで見ると、コンビニ業界全体の売上高は8兆VND(約453億円)を超えており、そのほとんどが海外ブランドによるものとなっている。

出典:06/04/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作