2023年第1四半期までに、輸出量の減少を受けて全国で14万9000人の労働者が失業しており、これは2023年第4四半期と比べて13%の増加となっている。
4月6日に統計総局が発表した2023年第1四半期の雇用状況に関する情報によれば、失業者はドンナイ省:3万2600人、ビンズン省:2万1700人、バクニン省:1万4000人、バクザン省:7700人など工業団地と輸出加工区の集積地帯に集中している。
第1四半期までの休職者数は29万4000人で、2022年第4四半期から2000人の微減となった。休職者は、履物、縫製、木材加工分野の外資企業に集中している(83.8%)。
ベトナム南東部は、多くの大企業で受注が減少したため、最も打撃を受けた地域となった。2023年第1四半期のこの地域の不完全雇用率は前四半期の1.52%から1.75%に上昇しており、国全体の減少傾向に逆行している。
労働者の生活改善は遅く、この地域の平均収入は他の地域に比べて1.9%低くなっている。統計によるとホーチミン市の労働者の平均収入は前四半期から12万7000VND(約720円)減少して910万VND(約5.2万円)となった。また、ビンフック省の労働者の平均収入も19万7000VND(約1120円)減少して680万VND(約3.7万円)となっている。
受注の減少は、製造業が盛んな地域で労働者を減少させている。具体的には、前四半期に比べてバクザン省が4.5%減、バクニン省が0.9%減、タイグエン省が2.2%減、ゲアン省が5.5%減、ホーチミン市が0.4%減、ビンフック省が4%減となっている。
統計総局では、業務内容の変化に対応できるようにするために質の高い人材を育成し、仕事を維持できるように労働者の再教育を実施するなどの解決策が必要だと指摘している。また、政府は、履物、縫製、電子部品などの分野で企業が資金不足、原材料の高騰に苦しむ企業に対して救済策を検討する必要があるとしている。
出典:07/04/2022 VNEXPRESS
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