最近発表された経済レポートによると、今年成長が「減速」したとみられる非金融系の分野が2021年には良好な業績見通しとなっている。なかでも不動産、工業団地、水産業、畜産業、電力、鉄鋼などの分野が成長すると予測されている。この成長の要因としては、COVID-19ワクチン開発のニュースとマクロ経済指標が徐々に改善していることが挙げられている。
不動産部門では、ミドルエンドの住宅需要増加により来年も好調な業績が見込まれており、一方で工業用不動産も中国からの生産拠点のシフトの恩恵を引き続き受けることができるだろうとの見通しだ。
水産業、畜産業では、国内の加工食品需要が高まっており、さらにEUとの自由貿易協定(EVFTA)の発行により輸出の促進も期待されている。ただし、この分野では原材料の安定確保と価格の維持が最大のリスクになる。
水力発電と火力発電の場合、電力消費需要の高い伸びに支えられて来年も10%以上の成長が見込めると評価されている。 ただし、液化天然ガス発電に関しては、燃料不足という課題が残されている。
鉄鋼業界では、国内の鉄鋼消費量がそれほど伸びない状況下ではあるが、ビレットの輸出が来年の成長をけん引する見られている。
出典:13/12/2020 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作