2月27日ハノイ市人民委員会は、ハノイ市内の幼稚園から高校までの200万人以上の生徒が通う学校の再開を決定した。
職業訓練学校は、3月8日からの再開となっており、大学は各大学によって授業再開の日程を決定することができるが、ハノイ市COVID-19感染防止委員会は、学生が密集を割け距離をとって安全を確保できるように3月15日以降からの再開を推奨している。
3月2日からの学校再開により、テト休暇後の休校とオンライン授業への移行からおよそ1か月ぶりにハノイの学校で授業が開始されることになる。ハノイ市教育・訓練局は、子供たちが学校に戻るにあたって、保護者と学校が感染対策を確保するために協力するように求めている。
具体的には、保護者は、自宅で子供の体温を測定し、学校への行き帰りに着用するマスクを用意し、私物を友人と共有しないように準備しなければならない。また学校側は、学校内の不特定多数の人が接触する場所およびスクールバスの定期的な清掃と消毒を実施しなければならないとされている。
ハノイ市では、2月26日まで11日間連続で市中感染が発生しておらず、陽性患者は35名でその殆どがハイズン省チーリン市とクアンニン省バンドン国際空港の関連となっている。市内で発見された日本人感染者のケースは、ベトナムで初めて発見されたウイルス株であり、市中感染とは関連していない。
ハノイ市内では、まだタイホ―区のサマーセットホテルとゾーハー村の5世帯の2か所が封鎖されているが、2月28日には封鎖が解除される予定だ。
現在、ベトナム全土の61の省と市が学校の再開時期を発表しており、ほとんどの省で2週間以内に学校が再開されることになっている。但し、ハイズン省とハイフォン市に関しては、まだ学校再開についての発表は行われていない。なお3月1日からはフンイエン省、ホーチミン市、ビンフック省、ハナム省、ホアビン省などで学校が再開される予定だ。
出典:27/02/2021 VNEXPRESS
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