ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【新型コロナ】ホーチミン市、市民活動再開のためにワクチン接種を加速

(C)VNEXPRESS

ホーチミン市内の各区と県は、市民がCOVIDグリーンカードの条件を満たして移動の自由を確保し、経済活動に参加出来るようにするため、ワクチン接種を急いでいる。

10月4日の午前中にホーチミン市工業大学において、ゴーバップ区の4つのワクチン接種チームが保健局と協力して第5街区の住民に対するワクチン接種を実施した。医療スタッフが校門の前に立ってワクチン接種エリアへの移動方法、登録手続き、予備検診の手順について説明をおこなった。約10分で2回目のワクチン接種を完了したグエン・コン・ギエップさん(34歳)は、後は携帯電話のアプリでCOVIDグリーンカードの接種情報が更新されるのを待つだけで、安心して仕事に行けると話してくれた。

「9月9日に1回目のワクチン接種を受けました。ここ最近は、安心して仕事に行けるようにするために2回目の接種を心待ちにしていました。昨日になって自治会の会長さんから健康診断表を渡され、明日時間通りにワクチン接種に行くようにと言われたときは、すごくうれしかったですよ。」とギエップさんは話す。

グエンタイソン通りに住む35歳のゴー・ミン・ホアンさんは、以前はワクチンを選びたいという気持ちがあり、ワクチン接種をためらっていたそうだ。しかし、ホーチミン市がCOVIDグリーンカードを取得しなければ様々な活動に参加できないと発表し、会社からもワクチンを2回接種しないと出社できないとの連絡が来たので、ワクチン接種を受けることを決めた。

現在、第5街区では、18歳以上の人口2万8000人の98%が1回目のワクチン接種を完了しており、2回目の接種が完了している人の割合は57%に達している。第5街区人民委員会のグエン・キエン・チュン副主席は、この地域で1回目のワクチン接種を受ける人は身分証明書だけを接種会場に持参すれば、現場の医療スタッフが登録用紙を渡して、予備検診を実施することになっていると説明する。

「この地域では住民の65%が移住者と労働者ですから、住民が2回接種を受けてCOVIDグリーンカードを取得し、早期に経済活動に参加できるように全力でサポートしています。」とチュン副主席は述べた。第5街区では、まだワクチン接種を受けていない人を勧誘し、早期に18歳以上のワクチン2回接種率100%を達成したい考えだ。

ゴーバップ区では、1回目のワクチン接種率が99%、2回目のワクチン接種率が65%に達している。中でも50歳以上の2回目のワクチン接種率は86%となり、65歳以上に限れば99.7%となっている。ゴーバップ区人民委員会のドー・アン・カン副主席によると、ホーチミン市が経済活動への参加条件としてCOVIDグリーンカードの取得を求めたことで、より多くの市民がワクチン接種に参加するようになったとのことだ。ゴーバップ区では、1回目と2回目のワクチン接種を予定通り進めており、5Kルールも徹底されている。

「1回目のワクチン接種を希望する人は、地域の接種スケジュールに従い、接種会場に身分証明書を持参するだけです。移動が困難な人の場合、移動ワクチン接種チームがその人の家までワクチン接種に向かいます。」とカン副主席は説明する。

タンビン区のレ・ホン・ハー党書記によると、この地域では、1日平均1万5000人のワクチン接種をおこなっており、1回目の接種完了者が98%、2回目の接種完了者が80%に達している。今週中にはタンビン区の2回目接種率は90%に達するとみられている。
「タンビン区にはまだ1回もワクチンを接種していない人が約6000人いるとみられ、区としてこれらの人々への早期ワクチン接種を進める予定です。」とハー党書記は述べ、数日以内には全員が1回目の接種を完了する見通しだと付け加えた。

フーニョン区感染防止管理委員会によると、10月3日までにこの地域の2回目のワクチン接種達成率は99%に達し、9月29日の時点でも50歳以上の2回目のワクチン接種率が94%に達していた。別の場所で1回目の接種を受けている住民についても、フーニョン区では接種登録を受け付け、2回目の接種を期限通りに実施できるとしている。

COVIDグリーンカードは、10月1日にホーチミン市が活動を再開させるにあたり、市民の移動や社会活動に参加するための必須条件とした。カードの発行を受けるには、1回目の接種から14日以上経過しているか、180日以内にF0から回復しているかのどちらかの条件を満たしている必要がある。カードを受け取るためには、市民はPC-Covidアプリまたは電子健康手帳をスマホにインストールして、個人情報を入力する必要がある。

COVIDグリーンカード機能に加えて、このアプリには、個人と店舗のQRコード発給・管理、QRコードのスキャン、医療申告、国内移動申告、ワクチン接種情報、検査情報、濃厚接触追跡、感染リスクマップなどの機能が備わっている。

市民は、仕事に行く時や、スーパーマーケット、市場、販売店などを訪れる際にQRコードを使用する。QRコードが無い場合は、180日以内にF0から回復したことを証明する書類か、少なくとも1回目のワクチンを接種してから14日以上経過していることを証明する書類を持参する必要がある。

最初のワクチン接種キャンペーンから10月3日までに、ホーチミン市では、1131万4301回のワクチン接種を実施し、そのうち436万6864回が2回目の接種となっている。1回目の接種が出来ていない市民のために、ホーチミン市情報通信局はSMSによるワクチン接種登録専用番号8066を開設した。この番号に登録されたリストは、各区と県の人民委員会に転送され、接種場所と時間の情報が送られてくるようになる。

出典:05/10/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作