低気圧の谷間が活発化する傾向にあり、今週はホーチミン市及び、南部の各省で、夕方以降に大雨が発生し、大潮との関係で洪水となる可能性が高い。
8月16日の朝、南部気象予報センターのレ・ディン・クエット副所長は、今後2日間は低気圧の谷間の影響によって午後から夜にかけて大雨となり、大潮と重なって市内各所で洪水が発生する可能性が高いと述べた。また8月19日から21日にかけては、暴風雨が発生する可能性が高いとして、市民に対して水辺や排水溝には近づかないようにして、街路樹の近くには車やバイクを停めないように呼びかけた。
8月15日の午後、ホーチミン市中心部は今年一番の大雨に見舞われた。最も雨量が多かったのは10区リートゥーンキエット観測所の113㎜だった。この大雨によって1区、3区、ビンタイン区などの47か所の道路で浸水被害が発生し、市民生活に深刻な影響がでた。今回、多数の道路で浸水被害が発生したのは、雨量が排水システムの設計容量をオーバーしたことの他に市内中心部で建設中の多くのインフラ整備プロジェクトが排水処理システムに影響を与えたとインフラ技術管理センターの担当者は指摘する。
クエット副所長によると今年の南部の雨季は、ラニーニャ現象の影響で例年より早く訪れている。雨期に入ってすぐに多くの地方で例年以上の雨量が記録された。ホーチミン市とその周辺地域でも、例年に比べて200~400㎜以上雨量が多くなっている。ただし、8月末からは雨量は減少すると予測されている。
出典:16/08/2022 VNEXPRESS
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