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【インフラ】南北高速鉄道の投資方式、2026年1月に最終決定へ ベトナム首相が指示

(C)THANH NIEN

高速鉄道の投資方式、2026年1月に最終決定へ

ベトナム政府は、南北高速鉄道計画について、2026年1月中に投資方式を最終決定する方針を明確にした。投資方式は、公共投資、官民連携(PPP)、民間投資のいずれかとなる。

首相が建設省に最終判断を指示

12月21日、ファン・ミン・チン首相は建設省の2025年業務総括および2026年業務計画会議に出席し、同省に対し、基準・規格を総点検したうえで、2026年1月中に投資方式を確定するよう指示した。会議にはチャン・ホン・ハー副首相も同席した。

高速道路整備は目標を大幅超過

チン首相は、国家全体の成果の中で建設省が重要な役割を果たしてきたと評価した。特に、社会住宅の整備、国境地域の学校建設、自然災害で被災した住宅の再建、都市化や新農村建設の推進などを挙げた。

高速道路については、当初目標の3,000kmを超え、約3,200kmが完成したと説明。さらに、沿岸道路約1,700kmも整備が進み、新たな成長空間が生まれていると述べた。

社会住宅100,000戸超は「大きな突破口」

ファン・ミン・チン首相は、住宅需要が高い一方で、商業住宅が高価格帯に偏っている現状に触れ、「一般の人々が商業住宅を購入するのは難しい」と指摘した。そのうえで、社会住宅10万戸超の達成は大きな突破口であるとの認識を示した。

国家重点プロジェクト、民間資本が74%

今年は主要な祝賀行事に合わせて全国で564件の大型プロジェクトが着工・完成し、総投資額は約5,100兆VNDに達した。このうち、民間資本が74%を占めている。都市化率も任期初めの40.5%から、任期末には約45%に上昇した。

課題も指摘、インフラ計画と資金執行に遅れ

一方でチン首相は、交通インフラの計画が実態に追いついていない点や、一部プロジェクトでの資金執行の遅れ、用地取得の難航、不動産市場の潜在的リスク、情報データ基盤の未整備などの課題も率直に指摘した。

南北高速鉄道、2026年1月に投資方式を確定

首相は、「今月中に基準・規格を再確認し、2026年1月から投資募集を開始できるようにする必要がある」と述べ、公共投資、PPP、民間投資のいずれを採用するのか、1月中に必ず決定するよう求めた。

「インフラは常に一歩先を行くべき」

チン首相は、近代的で統合的なインフラ整備は、短期的にも長期的にも戦略的意義を持つと強調。「インフラは常に一歩先を行き、計画思想が発展の道を切り開かなければならない」と述べた。

また、「今年のテトには、条件が整えばカオバン省からカマウ岬まで高速道路で走行できる。これは長年の夢だった」と語った。

コスト膨張に警鐘、初期段階からの監督を要求

チン首相は、プロジェクトのコスト膨張が多発しているとして、資金の流れを含めた初期段階からの厳格な監督を求めた。監督不足は、後に監査・調査や懲戒処分につながると警告した。

具体例として、ビン~タイン・トゥイ国境ゲート道路を挙げ、60km未満の区間が5年、10年と長期化している現状に言及し、「より速く、より安く、より近代的で、より効率的に進めるべきだ」と述べた。

本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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