※2025年12月追記:昨今のGmailガイドライン強化により、本コラムで指摘した「メール不達」の問題はさらに深刻化しています。当時の分析を元に、改めて対策を振り返ります。
猛威を振るうBot攻撃とWebサーバーへの影響
2024年末から2025年にかけて、世界中のインターネットの流量が桁違いに増えています。その主な被害は、5~30分程度の短時間での強烈なBot攻撃で、Webサーバーのキャパが超えてしまい、「Webサイトが見えない」というもの。
また、差出人を詐称して迷惑メールを大量に送信し、その差出人宛に返るエラーメールでメールサーバーがキャパを超えて、「メールが遅れて届く」。加えて、「GmailやiCloudに転送している会社メールが届かない」というお問合せも。毎日、コピペのような同じ内容の回答をしています。
Bot攻撃は通信元を特定し遮断しても、世界中にある感染した別のネットワーク機器から攻撃されるため、「通り雨を待つ」のが正解です。雨期の過ごし方です。
GmailやiCloudへの転送メールが届かない理由
差出人詐称SPAMは、受け手側メールサーバーのセキュリティを上げればある程度は門前払いできますが、実は「GmailやiCloudへのメール転送」もブロックしてしまいます。元々の差出人メールサーバーから会社メールサーバーへの経由が「産地偽造」とされて、受け手であるGmail等のガイドラインに抵触するからです。転送メールはSPAMと同じ手口なのです。
2025年に入ってGmailやiCloudはそのようなメールをわざと遅配、一定時間受取り拒否としており、メールサーバーに送信待ちメールが溜まります。そこにエラーメールが大量に来たら…ご想像の通りです。そしてこれが続けば、「SPAM送信サーバー」の認定です。
もはやメールは「すぐ確実に届くツール」ではなくなりつつあり、一方でメール信者が特に多いのが日本人。今後のインターネットはどうなっていくのでしょうか…。



















