ベトナムの人々は親日として知られていますが、そんな彼らは日本からのお土産にどのようなものを期待しているのでしょうか。2025年9月、ホーチミン市とハノイの20~49歳の男女300人を対象に調査を実施しました。
「日本のお土産と聞いて思い出すもの」では、食べ物や飲み物が最多で、抹茶や酒が代表的でした。また、招き猫やだるまなどの人形、着物や扇子といった伝統品、化粧品なども強く想起されており、日本文化を象徴するアイテムが依然として根強い印象を与えています。
一方でお菓子系土産の認知度を見ると、「キットカット」(73%)、「どら焼き」(53%)、「ポッキー」(44%)、「ロイズチョコレート」(39%)、「白い恋人」(18%)などが上位に入りました。
欲しいお土産としても、「キットカット」(57%)、「どら焼き」(34%)、「ロイズチョコレート」(32%)、「ポッキー」(25%)、「白い恋人」(9%)が高い支持を集めています。
さらに40人による試食評価では、味の満足度トップ3が「白い恋人」、「キットカット」、「ロイズチョコレート」でした。白い恋人は上品で程よい甘さが贈答用に適し、キットカットは手軽さとバランスの良い甘さ、ロイズチョコレートは濃厚で高級感のある味わいが評価されています。
今回の調査から、日本のお菓子系土産は高い認知と人気を誇りつつも、伝統的な人形や着物などの文化的なアイコンも依然として「日本らしさ」を象徴する存在であり、両面が期待されていることが明らかになりました。



























