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ベトナムビジネス情報Vol125|
HCMC Tourism Festival

7月16~19日にホーチミン市1区のレバンタム公園で「ホーチミン市観光フェア2020」が開催され、4日間で約20万人を集めた。しかし、数日後にはダナンから新型コロナ感染が急拡大して旅行業界を直撃。その後の取材と共に報告する(8月上旬現在)。

国内旅行促進の観光フェア

 「ホーチミン市観光フェア」は16回目となる。ただ、今回は新型コロナ感染で打撃を受けた観光業を促進させる目的があり、近年にない大規模なイベントとなった。「ベトナム人は国内旅行を」というスローガンの元に、特に夏休みシーズンの国内旅行をアピールするものだった。

 フェアには50の市と省から計96の旅行会社、ホテル、サービス、食品関連などが参加し、ホーチミン市とメコンデルタ・南東部の料理を出す「フードフェスティバル」も併催。全約200ブースがレバンタム公園のほぼ全域を使って出展され、ブース料金は支援により最大で70%割引されたという。

 会場ではツアー旅行、ホテル宿泊、食品、飲料、名産品などが販売され、ミニゲームやプレゼント抽選会などのイベントも開催。フェアの目玉である国内旅行はツアーで売られ、割引キャンペーンやバウチャープレゼントなどプロモーションが盛りだくさん。訪れた人たちは各ブースで熱心に話を聞いていた。

 フードフェスは屋台村となっており、カフェ、揚げ物、焼き物、スイーツなど、各地のローカルフードも並んだ。例えば、ソクチャン省の「バンボー」は米から作って甘みを抑えたスポンジケーキ、日本風屋台ではなぜかニッチな「はしまき」。日本の飴細工のような店もあり、作っている職人に話を聞くと原料は飴ではなく米だとか。