台風接近に伴い、ベトナム北部のノイバイ空港(ハノイ市)、カットビ空港(ハイフォン市)、バンドン空港(クアンニン省)の3空港は、北部航空局の指示に基づき、7月18日の航空機の受け入れを一時停止する。
ノイバイ国際空港は7月18日の午前11時から午後8時まで航空機の受け入れを停止し、バンドン空港とカットビ空港は同日の午前9時から午後7時まで航空機の受け入れを停止する。バンドン空港とカットビ空港の航空機受け入れ一時停止は台風タリムの直接的な影響によるもので、ノイバイ空港は直接の影響はないが、雷雨と視界の低下が予想されるために航空機の受入れを一時停止することになった。
北部航空局の要請に従い、関連当局と航空会社が24時間体制で対応にあたり、フライトスケジュールを調整した。バンドン空港とカットビ空港は、航空機を別の場所に移動させたり、駐機中の航空機の暴風対策を実施した。
北部航空局からの要請を受けてベトナム航空は7月18日午前11時から午後8時までのノイバイ空港の発着便を全て欠航とした。カットビ空港では、ホーチミン市とハイフォン市を結ぶVN1182便とVN1183便が欠航となった。これより前にベトナム航空は、台風の影響を考慮してハイフォン市発着の複数の航空便のフライトスケジュールを既に調整していた。ベトナム航空では7月18日のバンドン空港発着便は運航していない。
国際線については、7月18日の午前11時から午後8時までにハノイを出発予定の便については、午後8時以降の出発に変更される。
7月18日の午前11時から午後8時の間にノイバイ空港に着陸予定だった国際線も離陸時間が変更される。具体的には、日本、韓国、北京、台北、高雄、バンコク、シンガポール、カンボジア、インド、クアラルンプールからハノイ行きの便の出発時間が2時間から10時間ほど調整される。その他の国際線については、当初のフライトスケジュール通りの予定だが、台風の影響によっては、後で調整される可能性がある。
他の航空会社も当局の指示に従いフライトスケジュールを調整している。台風の影響が長時間に及ぶ可能性があるとして、各航空会社は台風の影響を受ける可能性のある地域の空港利用を予定している乗客に対して、気象情報と航空会社からの情報を定期的に確認するよう呼び掛けている。
国立気象センターによれば、7月17日の夜に台風タリムは中国の雷州半島を通過し、海岸線の沿って進み、レベル9の強風を保ったままベトナムの国境付近に上陸する見込みだ。7月18日の16時頃には、台風の中心はベトナム北東部に移動し、風の強さはレベル8に低下する。その後、台風は内陸部に移動しながら徐々に勢力を弱め、7月19日に熱帯低気圧に変わると予想されている。
出典:17/07/2023 VNEXPRESS
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