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【社会】ホーチミン市、9月から歩道の有料賃貸を開始

(C) VNEXPRESS

ホーチミン市内で条件を満たす一部の歩道が今年の9月から駐輪場、営業活動、イベント活動のために有料で賃貸される見込みだ。

7月26日にホーチミン市人民委員会のブイ・スアン・クーン副主席は、過去15年間にわたり適用されてきた決定74号に代わるホーチミン市内の歩道の一部に関する暫定的な管理と使用に関する決定文書に署名した。

賃貸の対象となる歩道は歩行者通行スペースを幅1.5m以上確保し、片側2車線以上の道路でなければならない。歩道での営業活動、駐輪場および、その他の活動においては、交通秩序と安全を確保する必要があり、交差点やゲートを塞いではならず、政府機関の建物の周囲5m以内も侵入してはならないとされている。

今回の決定では歩道の賃貸料金は明記されていない。この点については、運輸局が関係各機関と調整のうえ、ホーチミン市人民委員会へ報告した後で、ホーチミン市人民評議会が決定する。

運輸局の提案によれば、賃貸料金は土地の平均価格に基づいて5つのエリアに分類される見込みだ。その中で、駐輪場として使用する場合の賃貸料金は1㎡あたり5万VND~35万VND/月とされている。その他の活動に関しては、1㎡あたり2万VND~10万VND/月となっている。この決定により歩道の賃貸により年間1兆5220億VNDの収入が発生すると予測されており、道路のメンテナンスと管理に使用される。賃貸費用の徴収と支払は、公務料金法の規定に基づき実施される。

現在、ホーチミン市内には幅5m以上の道路が4800本以上存在し、このうち2600本近くの道路には歩道がない。現在、歩道上での自営活動は一般的に普及しており、交通状況に悪影響を与え、市内の美観を損ねている。

今回の歩道の管理に関する新たな決定は、歩道の秩序を再構築し、市民の生活ニーズを満たすことを目的としている。この決定の実現には、人手を削減させるために、データのデジタル化、許認可と料金徴収ソフトの開発、オンライン手続きなどのデジタル化を強力に促進させる必要がある。

ホーチミン市の計画とは別に、一部の区と県ではすでに歩道の暫定賃貸に関する試験を実施している。その中で市内中心部の3区は、グエントゥーンヒエン通り、リータイトー通り、レクイドン通り、チューンディン通り、リーチンタン通りで歩道の営業活動、駐輪場への有料賃貸プロジェクトを試験的に実施している。

2008年の決定74号では、一部のケースにおいて歩道を有料賃貸することが許可されていたが、具体的な規定がなく、全ての活動についてライセンスの発給が必要だとされていた。さらにこの決定では、歩道の通行に確保すべきスペースが今回の1.5mよりも少ない1mとされていた。

出典:26/07/2023 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作