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【事故】ハノイのアパート火災で56人死亡

(C) VNEXPRESS

9月13日の夜になってハノイ市当局は、タインスアン区クーンハー通りで発生したアパート火災によって子供10人を含む56人が死亡したと発表した。

ハノイ市警察によれば死亡した56人中39人の身元が確認されており、負傷者も37人いた。

ハノイ市教育訓練局の13日17時までの統計によれば、この火災には29人の子供が巻き込まれた。このうち10人が死亡(中学生5人、小学生4人、幼稚園児1人)し、3人の子供と連絡が取れていない。残りの負傷者は病院で手当てを受け、このうち一部は経過観察がおこなわれている。被害にあった子供は全員がタインスアン区の学校に通っていた。また、学校の先生1人が病院で手当てを受けている。

当局は、現場となったアパートの所有者であるギエム・クアン・ミン氏(44歳)に多くの違反行為があったと発表した。タインスアン区が2015年3月11日に発効した建設許可証89号によれば、アパートは6階建てで高さは20.2m、総床面積が167.4㎡とされていた。しかし、現場の建物は10階建てだった。

ミン氏は刑法313条の消防規則違反の罪で訴追された。

このアパートの建設許可証に署名した元タインスアン区人民委員会副主席のダン・ホン・タイ氏は、このアパートについて、過去2回にわたり違反が発見され、処分文書を発行したことがあると話す。

「その当時、私が強制処分を決定し、地元の自治体が実施しました。その後どうなっていたかは、再確認しなければなりません」とタイ氏は述べた。

ハノイ市タインスアン区クーンハー通りのアパートで火災が発生したのは9月12日の夜11時頃だった。40世帯、150人以上の住民が避難経路を求めて逃げ出した。屋上にのぼって助けを呼ぶ人もいれば、隣の民家の屋根に飛び下りる人もいた。ある家族は、縄梯子を使って3階から地上へ逃げた。

10分後には消防隊が到着したが、消火栓を繋ぐのに400m離れた場所まで行く必要があった。10階建てのアパートはチューブ型で正面玄関しか出口が無く、救助活動は困難を極めた。

この火災による死者数は、2002年にホーチミン市のITC国際貿易センターで発生した火災で60人が死亡し、70人が負傷した火災に次いで、過去21年間で最多となった。

約1年前にビンズン省のカラオケ店で火災が発生し、32人が死亡した。2018年3月にもホーチミン市のカリナアパートメントで火災がハッシシ、13人が死亡、50人以上が負傷した。2016年11月には、ハノイ市コウザイ区のカラオケ店で火災が発生し、13人が亡くなっている。

その後、消防基準の実施状況を確認するため多くの地域でカラオケ店の活動が一時停止された。


出典:13/09/2023 VNEXPRESS
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