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ベトナムニュース【法律】救援フライト事件で元駐マレーシア大使を起訴

(C) VNEXPRESS

元駐マレーシア大使のチャン・ビエット・タイ氏が、新型コロナ感染拡大時期のベトナム国民救済フライトにおいて不正行為を働いた疑いで起訴された。

1月5日に在マレーシアベトナム大使館のチャン・ビエット・タイ元大使(49歳)と元職員のグエン・ホアン・リン氏(37歳)が公安調査局によって、公務遂行上の職権濫用および収賄の容疑で起訴された。タイ元大使は拘束され、リン元職員には自宅からの外出禁止命令が出されている。

2020年にベトナム外交戦略研究所の副所長兼、外務省の対外政策局副局長であったタイ氏は、在マレーシアベトナム大使館の特命全権大使に任命された。

2022年末、タイ氏は2020年から2025年までの共産党内の全ての役職から解任され、リン元職員は警告を受けていた。

今回の二人の起訴は、公安調査局が海外在住ベトナム国民の救援フライトを実施した際に発生した、外務省、公安省、保健省、交通運輸省、政府事務局、ハノイ人民委員会及び関連各機関が関係する大掛かりな贈収賄事件の捜査によって二人の不正が明るみになったことでおこなわれたとみられている。

11か月以上に渡る捜査の結果、これまでに関係者41人が逮捕されている。贈収賄容疑で逮捕された容疑者の中には、グエン・クアン・リン元副首相常任補佐官、トー・アイン・ズン元外務副大臣、ブー・ホン・ナム元駐日本大使、グエン・ティ・フーン・ラン元外務省在外公館局長をはじめ、日本、マレーシア、ロシア、アンゴラの在外公館で働いていた元大使や幹部職員が多く含まれている。

直近では2022年12月末に公安調査局は、クアンナム省人民委員会のチャン・バン・タン副主席を収賄の容疑で逮捕している。

出典:05/01/2022 VNEXPRESS
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