ザイン・ザウ容疑者(23歳)は、服を脱ぎ棄てて刃物を手にしてカフェに乱入して大暴れし、その後外に出て出会った人を手当たり次第に襲った。これにより6人が負傷する騒ぎとなった。
捜査機関によれば、ザイン・ザウ容疑者はトゥードゥック市内で兄と一緒に製氷会社に勤めていた。
10月16日の朝、ザウ兄弟はホーチミン市3区の市場付近で飲食店に氷を届けて回っていた。兄が仕事をしている間、ザウ容疑者は突然異常な態度を見せ、服を脱ぎ棄てると路上にいたココナッツ屋台に走り寄って鉈のようなものを奪い、大声で叫びながら振り回した。
ザウ容疑者は、そのまま近くにあったカフェに乱入し、刃物を振り回してテーブルや椅子を切りつけた。当時カフェの中には20人以上の客がおり、突然の出来事に慌てて逃げ出し、テーブルや椅子をザウ容疑者に向かって投げつけた。
その後、ザウ容疑者は店の外に飛び出して、付近を通りがかった人の胸を刺し、市場の方へ向かって歩き出した。途中で男は何度も大声で叫び、別のカフェを見つけると中に飛び込んで水を飲んだ。付近の住民は急いで路地の中に逃げ込み、家のドアを厳重に閉ざした。
市場の近くで宝くじを売っていた60歳のタインさんは、男が刃物を持って突進してくるのを見て、44歳の息子を連れて慌てて逃げ出した。ところが不運なことに息子の方は道に躓いて転んでしまい、ザウ容疑者から頭と腕を切りつけられた。その後、タインさんは、近くにいた人のバイクで息子を救急病院へ運んだ。
その後もザウ容疑者は交差点の方向に向かって走り続け、歯科医院の警備員をしていた男性にも切りかかった。
ザウ容疑者は、約30分の間に300平方メートルの範囲内で6人を負傷させた。その後、ザウ容疑者は、道路の真ん中に立って自分で首を切って道路に倒れこみ、死亡した。
被害者の中で65歳の男性は危篤状態となっており病院で治療を受けている。その他の人もそれぞれ負傷した。
警察によると犯行時ザウ容疑者は犯行時に麻薬を使用して、幻覚作用を起こしていた可能性があり、捜査が進められている。
出典:16/10/2023 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作