チュオン・ティ・マイ委員長は、最近の汚職撲滅活動は多くの成果を上げているが、依然として違反行為が後を絶たないのは、「恐れ知らずなのか?それとも底知れぬ強欲さなのか?」と疑問を呈した。
1月10日に開かれた省レベル汚職防止運営委員会の活動報告に関する全国会議で、ベトナム共産党中央委員会事務局常務委員会および、中央組織委員会のチューン・ティ・マイ委員長は、これまでの任期における党の綱紀粛正と汚職撲滅に向けた取り組みは多くの成果を上げたと評価した。実際、ベトナムの透明性指数は大幅に改善している。
しかし、13期目の任期が始まった2021年初頭から現在までに中央管理部門の幹部83人が処分を受け、このうち53名は前期に違反行為を犯しており、24名は今期中に違反行為を犯した。2023年に地方自治体では763件の汚職事件が摘発され2000人以上が起訴されたが、これは前年と比べて約2倍の数字となっている。これらの汚職事件には中央から地方にかけての様々なレベル、様々な専門部門、様々な分野の職員が関与していた。
中央委員会事務局常務委員会によれば、汚職事件には基本的に国家公務員幹部と退廃的な堕落分子が関わっており、国家と国民の財産に多大な損害を与えている。以前の汚職事件は主に土地関連だったが、最近では、入札、公共資産、有価証券、社債、銀行、登記など多岐にわたっている。
そのためマイ委員長は、幹部職員が汚職に至った原因を分析するとともに、今後同様の違反行為が発生しないように規定を見直し是正する必要があると提案した。「一線を超えそうな公務員が恐怖を感じるような法律的な枠組みを整備する必要があります」とマイ委員長は述べた。
中央内務委員会のファン・ディン・チャック委員長は、各部門に対して問題解決のために協力し、中央および地方自治体の管理委員会が審査している事案の調査と処理を迅速に進めるよう指示した。Viet A、AIC、Van Thinh Phat、SCB銀行などの事件に関連した組織や党員の違反行為は迅速に処分されなければならない。
中央内務委員会の報告書によれば、2023年に各地方自治体はFLC、AIC、Viet A、Tan Hoang Minh、Van Thinh Phatなどに関連する汚職事件として200件以上の査察を実施し、省レベルの汚職防止運営委員会は260件の案件を監視対象にした。
多くの地方自治体が巨額の汚職事件を調査、起訴しており、例えばタインホア省では元省党書記、元人民委員会主席、元副主席、局長などが起訴された。ラオカイ省では元党中央委員会委員、元党委員会書記、元人民委員会主席が起訴され、ハナム省では元人民委員会副主席、元局長、副局長が起訴されている。
出典:10/01/2024 VNEXPRESS提供
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