100万VND弱の税金を滞納しているとしてホーチミン市のある企業の経営者が出国停止措置とされた。
先週末、ホーチミン市税関サイゴン港第4区税関支局は、出入国管理局に5件の通知を送り、数千万から数億VNDの税金を滞納している企業の代表者の出国を一時停止するように要請した。
しかし、その中にはある化学薬品企業の社長のケースが含まれていた。この人物は、所属する企業が99万7000VNDの税金を滞納しているとして出国が停止された。
今年2月にもホーチミン市内の別の事業責任者が、110万VNDの税金を滞納しているとして出国停止処分を受けた。
これらの税務執行措置は、2019年の税管理法及び、2020年の議定126号に基づき、納税義務を履行していない個人または、企業の代表者に適用される。
しかし当局は、出国が停止される滞納税額の具体的な金額を規定していない。そのため、100~200万VNDの税金の滞納に気づかないまま、空港で出国手続きをしているときに初めて出国が停止されることに気付くケースが増えている。
2015年に財務省は、10億VND以上の税金を滞納している企業と5000万VND以上の税金を滞納している個人に対して、出国の一時停止措置を提案したことがある。しかし、現時点で、この提案は未だ適用されていない。
財務省によれば、過去に納税義務を負った個人や事業主、特に外国の要素を含む事業主が、税関が出国停止処分を要請する前に国外に逃亡するケースが発生していた。新しい規則によれば、税関当局の長は、出国停止措置を決定する権限を有している。この規定は、債務者が国外に逃亡することで国家の税収に損失が出ることを防止し、企業や個人から税金を回収するために出国制限に関する権限を付与したものだ。
出典:2024/05/19 VNEXPRESS提供
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