ホーチミン市人民委員会は、2025年のホーチミン市の域内総生産（GRDP）成長率目標を8.0～8.5％と決めた。
これは、ホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席が先日署名した「2025年までのホーチミン市の経済成長を促進するための課題と解決策実施に関する指示」の中で設定された6つの主要目標のうちの一つだ。
8.0～8.5％のGRDP成長率が達成されると、過去5年間では新型コロナの影響で2021年の経済成長が落ち込んだために翌年の成長率が急増した2022年の9.03％次いで2番目に高い水準となる。
この目標を達成するために、ホーチミン市は7つのソリューショングループと主要タスクを設定した。その中で、投資の柱として計画投資局は、2025年に約422兆VNDの社会投資資金を活用するソリューションの実施を統括する役割を与えられた。
この金額は、2023年に達成された実績である370兆から14％近く増加している。2024年上半期にホーチミン市が実施した社会投資総額は、148.3兆VNDで、前年同期比で2.6％の増加となっている。
公共投資の支出を加速させるとともに、各工業団地、輸出加工区、ハイテクパークへの海外及び国内の投資を誘致することで、社会投資資本の総額を拡大させる。
消費の柱としてホーチミン市人民委員会は、効率的な公共支出を実施し、引き続き消費刺激策と市場の安定を実現させる。また、その他のソリューションとしては、地域と海外のつながりを促進させたり、輸出を拡大させたり、投資ビジネス環境を改善して企業の困難を排除したり、製造とサービスの発展に向けた土地基金の拡大などを展開していく。
デジタル経済とグリーン経済の分野では、多くの役割が関連する行政機関に割り当てられた。その中で、工業団地管理委員会は、特にデジタルインフラ、データセンター、ロジスティック、研究開発などの分野に集中して、投資方針が承認されたプロジェクトの開始を促進させる。
商工局は、公共施設の屋根を利用した太陽光発電システムの設置プロジェクトの進捗をサポートする。また、ベトナム国家銀行ホーチミン市支店は、再生可能エネルギーと新エネルギーの開発のためにグリーンクレジットの成長を優先して調整する。
ホーチミン市の2024年のGRDP成長率目標は7.5％となっている。しかし、専門家は、ホーチミン市の第1四半期と第2四半期の経済成長率がそれぞれ6.54％と6.31％だったため、この目標を達成するには多大な努力が必要だと分析している。この目標を達成するために、ホーチミン市は下半期に平均8.5％以上の成長を遂げる必要がある。
出典：2024/08/14 VNEXPRESS提供
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