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【国際】ベトナムとモンゴルが包括的パートナーシップを締結

(C) VNEXPRESS

トー・ラム書記長兼国家主席とモンゴルのフレルスフ大統領は、相互協力に向けて包括的なパートナーシップ締結の共同声明を発表した。

この共同声明は9月30日から10月1日までモンゴルを公式訪問していたトー・ラム書記長兼国家主席が首都のウランバートルでモンゴルのウフナーギーン・フレルスフ大統領と会談した後に発表された。

フレルスフ大統領は、今回の公式訪問は、ベトナムとモンゴルの関係促進に重要な貢献をする歴史的な訪問だと述べた。フレルスフ大統領は、モンゴルはベトナムとの関係を重視しており、周辺地域において最も重要なパートナーの1つだと述べた。フレルスフ大統領は、ベトナム政府が外務省を通じて過去の自然災害の克服支援金として50万ドルを送ったことに感謝の意を表した。

両首脳は安全保障協力を軸として強調し、国境を超えた犯罪の防止と国連平和維持活動への参加における連携を強化し、両国関係の象徴である騎兵の育成を引き続き支援することで合意した。

両国はまた、貿易活性化し、両国の企業を繋ぎ、商品やサービスの輸出入を促進する政策を進め、両国の企業がそれぞれの長所を生かした分野に投資することを奨励することで合意した。

両国首脳は、ハイテク技術、デジタル技術、イノベーション、人工知能、情報通信、気候変動対応、鉱山開発、畜産開発などの研究分野における協力を促進することを目指している。

両国は物流における困難や課題を克服するための実現可能な解決策を見つけるために連携し、道路、鉄道、船舶、航空などの分野で既に締結されている協力合意を効率的に展開するために過去の経験を共有する。モンゴルは、2016年に締結されたロシア・モンゴル・中国による三カ国間国際道路輸送協定へのベトナムの参加を支持している。両国は、両国間の航空路線における協力を強化することでも合意した。また、ベトナム・中国・モンゴルによる3カ国物流メカニズムの成立に向けた調査も継続して進める。

トー・ラム書記長とフレルスフ大統領は、両国の専門家、教員、学生の交流や文化交流の仕組みを引き続き構築していくことで合意した。

両国は安全保障問題、地域政治、国際情勢について定期的に協議し、国連、アジア欧州協力フォーラム(ASEM)、世界貿易機関(WTO)、ASEAN地域フォーラム(ARF)などの地域的・国際的な枠組みやフォーラムで協力を強化し、相互に支援していく。

両国はまた、南シナ海における平和、安全、航行と航空の自由の確保を重視し、紛争は平和的手段によって解決し、海洋法に関する国連条約(UNCLOS 1982)を含めた国際法に基づいて、各国の正当な権利と利益を保護することで合意した。

今回の公式訪問で両首脳は、法律、物流、観光、サイバーセキュリティと防犯、地域協力、科学技術、教育の7つの分野で居力文書の署名式をおこなった。

同じ日にトー・ラム書記長兼国家主席は、モンゴルのロブサンナムスライ・オユーンエルデネ首相とも会談をおこない、台風ヤギによる被害克服のためにモンゴルから寄付された20万ドルの支援金に対して感謝の意を述べた。オユーンエルデネ首相は、周辺地域並びに国際社会で、ベトナムが年々重要な地位と役割を果たしているとして高く評価した。

ベトナムとモンゴルは両国での貿易促進やビジネスマッチングに関するプログラムを開催して企業の参加を積極的に促し、国民の文化交流や教育交流も促進していく。

トー・ラム書記長兼国家主席は、アマルバヤスガラン国会議長とも会談をおこなった。この会談で両者は近い将来に両国の貿易総額を2億USDまで増加させるという目標を早期に達成させることで合意した。

2023年の両国の貿易総額は1.2億USDに達しており、2024年1月から7月までの貿易総額は6550万USDとなっている。

両国は、両国の国民が互いの国で安心して生活し、学び、働くことが出来るように保護と支援策をさらに強化することで合意した。また、モンゴルが得意とするアーチェリー、レスリング、ボクシング、柔道などの分野でベトナム人選手の育成のためにモンゴルでのトレーニングをサポートし、観光業の管理と開発における経験の共有も強化する。

出典:2024/09/30 VNEXPRESS提供
上記記事を許可を得て翻訳・編集して掲載