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【国際】ホアンサー諸島をめぐり中国に強く抗議

(C) VNEXPRESS

ベトナム政府は、南シナ海における中国の法執行機関によるクアンガイ漁民に対する厳しい攻撃、傷害、財産没収行為を非難し、強く抗議した。

「中国の法執行機関の行為は、ホアンサー諸島におけるベトナムの主権を著しく侵害しており、国際法に反し、1982年の国連海洋法条約にも違反している」と10月2日に外務省のファン・トゥー・ハン報道官は述べた。

ハン報道官の声明は、9月29日に中国の法執行機関がベトナムの領土であるホアンサー諸島海域で漁をしていたクアンガイ省の漁船を攻撃して乗員を負傷させ、財産を没収したことを受けて発表された。

ハン報道官は、中国の法執行機関の行動は、海洋上の紛争のより良い管理と解決に関する両国首脳の共通認識に反していると指摘した。

「ベトナム政府は、ベトナムの領土であるホアンサー諸島海域で操業するベトナム漁船と漁民に対する脅しや暴力行為、財産の没収など中国の法執行機関による粗暴な行為に対して強い懸念と憤りを感じており、断固として抗議する」とハン報道官は述べた。

ベトナムの外務省はハノイの中国大使館に厳しく対処し、中国法執行機関による上記の行為に強く抗議し、中国政府に対してホアンサー諸島におけるベトナムの主権を全面的に尊重し、今回の件について、二度と同じことが繰り返されないようにするために早急に内部調査を実施し、結果をベトナム政府に通知するよう要求した。

ホアンサー諸島は1974年以来中国によって武力占拠されている。中国政府は、ベトナムの領土であるチューンサ―諸島、ホアンサー諸島を含めた南シナ海の諸島を占領するために、2012年7月にフーラム島にタムサー市を設立した。

外務省のハン報道官は、ベトナムには国際法に基づきホアンサー諸島とチューンサ―諸島に対する主権を主張する完全な法的根拠と歴史的証拠があると繰り返し断言した。

出典:2024/10/02 VNEXPRESS提供
上記記事を許可を得て翻訳・編集して掲載