ファン・ミン・チン首相夫妻は、UAEとカタールを公式訪問し、第8回未来投資イニシアチブに出席するためサウジアラビアを訪問する。
ベトナム外務省によると今回の訪問は、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥルラフマン・アール・サーニー首相、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン首相兼皇太子の招待を受けたもので10月27日から11月1日にかけて実施される。
ベトナムの首相がUAE及び、カタールを公式訪問するのは15年ぶりのことで、ベトナムの政府首脳がサウジアラビアを訪問するのは国交樹立以来初めてのことである。今回、サウジアラビアが主催する第8回未来投資イニシアチブに首相が主賓として参加するのは初めてのことで、アジアの国家首脳としては唯一講演をおこなう。
外務省のグエン・ミン・ハン副大臣は、今回の訪問は政治的信頼性の強化、関係性の向上、経済、貿易、投資及び、その他の新たな分野における突破口を開き、ベトナムと今回の3カ国を含めた湾岸諸国との協力関係を新たな段階に導くために非常に重要だと評価した。
ベトナムとUAEは1993年8月1日に国交を樹立した。UAEは、ベトナムが関係を新たなレベルに引き上げることを協議した中東・アフリカ諸国で最初の国である。UAEはベトナムにとって中東・アフリカ地域で最大の輸出相手国であり、2023年の両国の貿易総額は47億USDに達している。
2024年6月時点でUAEからベトナムに対するFDIプロジェクトは41件あり、登録投資総額は7160万USDに達している。また、UAE国内では約3000人のベトナム人労働者が働いている。
ベトナムとカタールは1993年2月8日に国交を樹立した。カタールは、ベトナムにとって潜在的な経済・投資パートナーである。2023年の両国の貿易総額は4億9720万USDとなっている。毎年、カタールは、アラビア語を学ぶベトナム人留学生3人に奨学金を授与している。現在、カタール国内では300人のベトナム人が働いている。
ベトナムとサウジアラビアが国交を樹立したのは1999年10月21日だ。サウジアラビアは、ベトナムにとって中東・アフリカ諸国で3番目に大きな貿易相手国であり、2023年の両国の貿易総額は26億8000万USDに達している。現在、約4000人のベトナム人労働者がサウジアラビア国内で働いている。
出典:2024/10/27 VNEXPRESS提供
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