2025年6月1日、ベトナム航空(Vietnam Airlines)の創立30周年記念式典が開催され、ファム・ミン・チン首相より同社に表彰状が授与された。
式典でチン首相は、「近年の国家の発展には航空業界の貢献があり、なかでもベトナム航空は重要な役割を果たしてきた」と述べ、トー・ラム書記長をはじめとする政府・党を代表して、同社の功績を称賛した。
ベトナムの航空業界は約70年の歴史を持ち、1995年に設立されたベトナム航空は、ベトナム戦争時の英雄、第919航空連隊を継承して誕生した企業であり、「ホーおじさんの兵士」の精神を持つ職員たちによって運営されてきた。
チン首相は、民間航空会社の成長を歓迎する一方で、「ベトナム航空は経済的な役割にとどまらず、国防・安全保障の任務も担っている“フラッグ・キャリア”だ」と強調した。また、ベトナム航空が新型コロナの期間中に、中国から調達したワクチン4000万回分の迅速な輸送を行い、国家の早期再開を支えた実績も紹介した。
また、今後の課題として「国際情勢と国内状況を的確に把握し、柔軟で効果的な対応を取る必要がある」とし、ベトナム航空には「革新、創造、広い視野と長期的な戦略で、世界へ羽ばたく航空会社」への進化を求めた。
現在、ベトナム航空は国際4つ星認定を受ける航空会社として、53都市を結ぶ100近い路線を運航し、SkyTeam加盟により世界1000以上の都市とも接続し、これまでに約3億5,000万人の乗客と約470万トンの貨物を輸送してきた。
ベトナム航空のダン・ゴック・ホア会長は、「ベトナム航空は、単に目的地をつなぐだけではなく、文化、信仰、発展への願いをつないできました。当社こそが現代的でフレンドリーなベトナムの象徴であり、金色の蓮、アオザイ、そして乗務員の笑顔が、ベトナムのソフトボーダー拡大に貢献してます」と述べた。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN
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