12月31日に政府が発行した議定180号によれば、一部の商品とサービスの付加価値税(VAT)2%減税は、2025年6月30日まで継続される。
これまでと同様、VATの減税は税率10%の商品とサービスの一部に適用される。減税対象外となるのは、不動産、証券、銀行サービス、通信、IT、石炭、化学製品、特別消費税対象の商品とサービスとされている。
各商品とサービスに対する付加価値税の減税は、輸入、製造、加工、販売の一連の活動全てにおいて適用される。
相殺方法によってVATを納税している企業の商品とサービスには8%の税率が適用される。売上に対する比率でVATを納税している企業(個人事業主を含む)は、適用対象の商品とサービスのインボイスを発行するときの税率の20%が減税される。
財務省によれば、VATの減税措置を2025年6月末まで延長すると国の税収が約25兆VND(月平均4.17兆VND)減少する。このうち国内取引による減収が1ヶ月あたり2.5兆VND、輸入による減収が1か月あたり約1.5兆VNDとなる見込みだ。
一方で、VATを2%引き下げれば国民の生活費を節約するのに役立ち、それによって消費が刺激されると専門家は指摘する。財務省もこの減税策によって製造と販売事業が早期に回復し、それによって国家予算増と経済成長に寄与できるとしている。
VAT減税政策は、新型コロナ感染拡大による影響から企業や国民が回復するのを支援するために2022年から現在まで実施されてきた。他の税と異なり、VATは企業と消費者で税負担を共有するという特徴があり、減税措置は、企業と消費者の双方にメリットが生じる。過去3年間のこの政策による財政支援額は123兆8000億VNDに達している。
出典:2024/12/26 VNEXPRESS提供
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