ベトナムはASEANカップの決勝ラウンドでタイに2連勝した初めてのチームとなり、3度目の優勝を果たした。
1月2日にベトナムでおこなわれたファーストレグに2対1で勝利していたベトナムは、1月5日にタイのラジャマンガラスタジアムでおこなわれたセカンドレグも3対2で勝利し、トータル5対3でASEANカップ2024優勝を果たした。ASEANカップ決勝でタイが2連敗したのは今回が初めてのことだ。
ベトナムが対戦相手国の3連覇を阻止したのは、これが2回目だ。2008年にも準決勝で前回王者のシンガポールに勝った時も同じことが起きていた。
ベトナムがASEANカップ(旧タイガーカップ、AFFカップ)決勝でタイに2回勝利したことでシンガポールと並んだ。シンガポールは2007年と2012年の決勝でタイに勝利しており、ベトナムは2008年と2024年に勝利した。ASEANカップ決勝でタイに勝利したことがあるのは、この2カ国しかない。
また、ベトナムはASEANカップでタイの本拠地で2勝した初のチームでもある。2008年の決勝ラウンドでもベトナムはアウェイで勝利しているからだ。それまで、タイにアウェイで勝利したチームは存在しなかった。
ベトナムはASEANカップで7勝という記録も打ち立てた。29年間の歴史において、タイも含めて1大会で7勝以上を記録したチームはなかった。今回、ベトナムは、8試合を7勝1分けと無敗のまま終えた。
今大会のベトナムは2002年と並ぶ過去最高の21ゴールを挙げた。しかも、スアン・ソンとティエン・リンという2人の選手が4ゴール以上を記録したのは今回が初めてのことだ。
キム・サンシク監督が率いるベトナム代表チームは、過去最高の得失点差+15(得点21、失点6)を記録した。これまでの最高記録は+13(得点16、失点3)だった。ASEANカップ全体では、2004年にインドネシアが記録した+16が最高記録となっている。
スアン・ソンは、7ゴールで大会を終え、単独で得点王となった初のベトナム代表選手となった。前回、ティエン・リンも得点王となったが、6ゴールでティーラシル・ダンダ選手と2人で受賞していた。スアン・ソンは予選最初の3試合欠場と言うハンディがありながら、見事に得点王に輝いた。ただ、2007年にシンガポール代表のノー・アラム・シャーが決めたASEANカップ記録の10ゴールには及ばなかった。
出典:2025/01/05 VNEXPRESS提供
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