モスクワの軍事パレード後、SNSで人気沸騰
モスクワで行われた軍事パレードに参加したベトナム人民軍の一員、ブイ・クアン・リン軍曹（タイビン省出身）が、中国軍兵士とデュエットした動画がSNSで話題となっている。彼は軍事パレードで行進しただけでなく、テレビ撮影や文化交流にも協力し「3役をこなす軍曹」として注目を集めた。
「赤の広場での行進は一生の誇り」
軍事パレードでの任務を終え、帰国したリン軍曹は「赤の広場をベトナム人民軍の一員として歩けたことは一生の誇りです」と語った。異国の地での訓練は、時差、猛烈な寒さ、雪など多くの困難に満ちていたが、ロシア側は彼らに防寒具やベトナム料理を用意し、細やかな支援を行ったという。
訓練を通じ、リン軍曹は「単なる行進の技術だけでなく、精神力も鍛えられました」と振り返る。外国軍の洗練された演習を目の当たりにし、「ベトナム人民軍の名に恥じないよう、自分たちも全力を尽くさなければならないと強く感じました」と話す。
中国軍との歌の交流で注目、「準備なしの一曲だった」
リン軍曹は、軍事パレードの他にもう一つの話題、文化交流についても語った。行進練習の合間、ベトナム国防テレビの取材陣からインタビューのサポートを頼まれたリン軍曹は、生まれて初めてテレビカメラを手にしたという。インタビュー内容も自ら考え、即興で同僚に話を聞いた経験は「非常に新鮮だった」と述べている。
特に印象深いのは、中国を含む他国軍との文化交流会での出来事だ。中国語の歌が得意なリン軍曹は、中国兵と即席でデュエットを披露。準備なしで選んだ曲にも関わらず、熱烈な歓声が湧き起こった。
「ただ、皆で楽しく歌いたかっただけです」と微笑む彼の姿は、多くの人々の心を打った。
軍事パレードの合間には、初めて見る雪に感動したというリン軍曹。「映画のように美しい風景でした」と語るその純粋な言葉からは、任務を越えた安心感と心の成長が感じられた。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN
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