6月第3回交渉に向け、技術レベルでの協議強化へ
ベトナム商工省によれば、2025年6月4日（現地時間）、パリで開催されたベトナムと米国の相互関税に関する政府間交渉において、ベトナム側代表のグエン・ホン・ジエン商工大臣と、米国通商代表部（USTR）ジェミソン・グリア代表が会談し、関税交渉を加速させることで合意した。
今回の会談では、第2回関税交渉後に双方が合意した実務内容の進捗が確認され、今後の関税交渉の方向性について意見交換が行われた。
ベトナム側のジエン大臣は、米国側が追加で提示した論点について、ベトナムからの回答文書の主な内容を共有し、交渉に対するベトナムの誠意と積極的な姿勢を強調した。さらに、ベトナムが関心を持つ課題に対して、米国側の見解を求めた。
グリア代表は、ベトナムの建設的な姿勢と提案への対応を高く評価し「ベトナムは米国にとって包括的な戦略的パートナーであり、早期に相互関税に関する合意に達することは、両国にとって非常に重要だ」と述べた。
また、グリア氏はベトナム側の懸念に対しても前向きな姿勢を示し、複雑な課題の解決に向けた具体的な対応策を提案した。
両国の大臣は、6月中旬に予定される第3回関税交渉に向け、技術レベルでのオンライン協議を内容別に分けて進め、残る技術的課題の最大限の解決を目指す方針で一致した。両代表は、今後も大臣レベルでの定期的な連携を図り、合意形成を促進していく意向を確認した。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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