サービス向上を目指し「思いやり」と「安全運転」が評価対象に
ホーチミン市建設局傘下の公共交通管理センターはこのほど、補助金対象のバス運行事業者に対し、「2025年バス運転手・乗務員感謝プログラム」の実施を要請した。これは、市内バスのサービス品質向上と、乗客への接遇レベル向上を目的としたものである。
評価と表彰で現場スタッフの意欲を高める
各バス運行企業は、運転手と乗務員を1年間の勤務実績に基づいて評価し、推薦された1名ずつを市に提出する。評価期間は2024年5月1日〜2025年5月31日までとし、評価表、功績報告書、表彰歴などの証拠書類の提出も求められる。
安全運転・親切な対応が高得点のカギ
運転手の評価基準:交通安全の確保、交通法規違反がないこと、乗客の安全を守ること、システムによる運行正確率95%以上の達成、忘れ物の返却や犯罪抑止への貢献(例:強盗の阻止)などの実績である。
乗務員の評価基準:乗客からのクレームがないこと、高齢者・子どもへの丁寧な案内など、全体的な接客態度、忘れ物の返却や社会的な活動への積極参加も加点対象である。
「信頼されるバス」づくりが長期目標
同センターの代表者によれば、ホーチミン市は近年一貫してバス乗務スタッフの態度・品質向上を最重要課題と位置づけている。これにより、市民のバス利用を促進し、「安全・信頼・親切」な公共交通機関を構築することを目指す。
さらに、2020年以降、何百人もの模範的なバススタッフが表彰されており、表彰制度は現場の士気向上にも貢献しているという。インフラ整備の面でも、同センターは各部門と協力し、中長期的なバスサービスの改善計画を推進している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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