スタートアップRec Recが4種の風味で市場に挑戦、海外展開も視野に
ベトナム発のスタートアップRec Recはこのほど、同国初となるコオロギ由来の高タンパク即席ラーメンを正式に発売した。製品名は「ミー・ダム・ジェ（コオロギ・タンパク麺）」で、以下の4種の風味がラインナップされている。
- トリュフクリーム風味
- 胡椒の煮込み風
- 海藻入り味噌風味
- 四川風辛味ごま風味
同社はこの商品を、栄養バランスと味の両立を求める都市部の若年層を主なターゲットとして展開していく。
即席麺大国・ベトナム、年間消費80億食超の巨大市場に挑戦
世界即席麺協会（WINA）の統計によれば、2023年のベトナムにおける即席麺消費量は80億食を超え、世界第3位の消費大国となっている。一人あたりの年間消費量は85袋に達する。
同年の国内即席麺市場規模は25億ドル以上と推計されており、今後も持続的な成長が見込まれている。こうした背景のもと、昆虫食という新たな選択肢を提示するRec Recの取り組みは、注目を集めている。
コオロギ食品のパイオニア、米国など28カ国で展開拡大へ
Rec Recは、2023年にベトナムで創業されたスタートアップ企業で、栄養・透明性・クリエイティビティを軸に、持続可能な食品開発に取り組んでいる。戦略パートナーであるCricketOne社は、ベトナムにおける食用コオロギ養殖のリーディングカンパニーである。
Rec Recの初商品は「まるごと乾燥コオロギスナック」、続く第2弾として「コオロギせんべい（Bánh phồng dế）」を2023年末に発売。両商品はすでに国内の7-Eleven、Genshai、Farmers Market、BHD Star Cineplex、Galaxy Cinemaなどで販売されている。
さらに、2025年4月にはアメリカ市場に進出し、Rec Recの製品は世界28カ国目への展開を果たした。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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