ホーチミン市ビンチャイン郡グエンバンリン通り沿いの空き地で発見された約3,400箱にのぼる健康食品の廃棄物が、偽造商品である可能性が高いことが、警察の調査により明らかとなった。
2025年6月11日、ホーチミン市警察経済犯罪対策部(PC03)は、この事件に関連する違反行為について引き続き調査を進めている。これらの健康食品は、現在公安省が偽造商品取引で捜査中の2社から流通していたものと判明している。
廃棄現場には3,400箱超、95種類の健康食品
事件の通報を受けたPC03は、現場となったビンチャイン郡フォンフー村の空き地に出動し、地元警察および刑事警察と共に調査を実施。通り沿いの5カ所で合計95種類・3,404箱におよぶ健康食品が廃棄されているのを確認した。
警察の初動捜査によると、N.P.S(36歳)がT.V.C(35歳)に5回にわたり、12区ドンフン・トゥアン地区から健康食品をトラックでビンチャイン郡フォンフー村に住むN.M.L(33歳)のへ運ばせた。
Lは荷物を受け取った後、グエンバンリン通り沿いの空き地で焼却処分を試みたが、雨の影響で焼却しきれず、結果的に不法投棄が発覚した。
依頼者Sは約20億ドン分の製品を購入し、廃棄を指示
取り調べに対し、Lは「知人の紹介でSから倉庫の整理品の焼却を依頼され、焼却後に700万ドンを銀行口座で受け取った」と供述している。また、Cも「荷物の中身は知らされておらず、1人で運搬作業を行い、報酬として720万ドンを受け取った」と証言している。
N.P.S.は「ナチュラルケア健康有限会社」の法定代表者であり、2023年中頃から、MediUSA製薬株式会社および、Mediphar製薬株式会社より、VietPhap社を通じて約150種類・総額200億ドン相当の健康食品を仕入れていたと述べている。
2025年4月末、両社が偽造健康食品の製造・販売で公安省により摘発された報道を受け、Sは自社で流通させた商品を回収し、焼却処分を試みた。今回の廃棄分の市場価値は約5億ドンとされている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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