フエ市のチャンマイ・ランコー経済区にある外資系企業「ビリオンマックス・ベトナム有限会社(Billion Max Vietnam)」が、猛暑の中で作業員を直射日光下に立たせて業務指示を行っていたことが判明し、関係当局から事情説明を求められた。
7月5日、チャンマイ・ランコー地区人民委員会のチャン・バン・ミン・クアン主席は、SNS上で拡散された動画を受け、同社に対し正式な報告を求めたと明らかにした。
問題の動画は、同社敷地内で10人以上の作業員が整列し、炎天下でリーダーから業務の指示を受ける様子を記録したもので、すぐ近くに日陰があったにもかかわらず、直射日光を浴びせられたまま立たされていた点がネット上で批判を集めていた。
動画がSNSで広まると「安全配慮義務を怠っている」「不必要な精神的苦痛を与えている」など、企業の姿勢を疑問視する声が多数寄せられた。
これに対し、ビリオンマックス社は、当該事案が事実であり、約10分間続いたことを認め、社員指導における不適切な行為であったと認めた上で、関係者に謝罪の意を表明し、「今後は同様の行為を繰り返さない」とする方針を示した。
クアン主席は、「関係者に対して公に謝罪し、責任者に処分を下すよう指導した。再発防止の誓約も取り付けており、今後も同様のことがあれば、労働法令の順守状況について正式な監査を実施する」と強調した。
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