ホーチミン市|少女が狙われた…詐欺男が「買い物」を装い現金奪う
SNSで拡散された一本の防犯カメラ映像が、市民の間に怒りと警戒感を広げている。映像には、ホーチミン市で11歳の少女が店番中に、一人の男によって「買い物」を装った手口で現金を奪われる様子が記録されていた。
事件は7月11日午後9時ごろ、旧12区トイアン(Thới An)街区TX21通り沿いの民家兼売店で起きた。少女の父親であるD.V.Tさん(37歳)によれば、当時夫婦は外出中で、娘に留守番と店番を任せていたという。
その間に、マスク姿の男がバイクで来店し、陳列棚の商品を手に取りながら少女を店内へ誘導。さらに高額紙幣を手に「釣り銭を出してくれ」と言って少女をレジに誘導し、気を逸らせた。
少女がレジから釣り銭を取り出している隙を突き、男はさらに別の商品を袋に詰め、「これも買う」と告げて少女に金額計算をさせる間に、彼女の手にあった紙幣の束を奪い、店頭の商品も一部持ち去ったうえで、バイクで逃走した。
少女はとっさに追いかけたが、追いつくことはできなかった。Tさんは「娘がバイクの後部をつかんでいたら、転倒し怪我をしていたかもしれない」と語り、今後は一人での店番をさせないと断言した。
周辺住民によると、この男は事件前にも近くの果物店に立ち寄り、小さな子どもに話しかけていたが、大人が出てきたところで立ち去っていたという。
映像が拡散された後、トイアン街区の警察は事実関係の確認に乗り出したと明らかにし、「住民はこのような事案があれば速やかに警察に通報してほしい」と呼びかけた。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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