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【交通】チン首相、ロンタイン空港とタンソンニャット空港の早期接続を指示

ファン・ミン・チン首相
(C)THANH NIEN

空港間を結ぶ高架鉄道または地下鉄の導入を提案

ファン・ミン・チン首相は、ロンタイン国際空港とタンソンニャット国際空港を高架鉄道または地下鉄で接続する構想について、早急な調査・検討を関係機関に指示した。この発言は、東南部地域調整評議会の第6回会議および、国会決議第98号(2023年)に基づくホーチミン市の特別政策実施指導委員会の第4回会合の中で示された。

東南部地域の構造改革が進展

チン首相は、行政機構の改革は「単なるスリム化やコスト削減」にとどまらず、「国家の転換と発展の基盤を築くものである」と評価。最近の地方再編により、ベトナム東南部地域の構成は、ホーチミン市、タイニン省、ドンナイ省の3地域に集約されたが、メコンデルタ地域であったロンアン省がタイニン省との統合されたことで、総人口と面積は拡大している。

また、国会決議98号に基づく特別政策の適用範囲も、旧ビンズオン省およびバリア・ブンタウ省を含むよう拡大された。

残り半年の優先課題:制度見直しと地方計画の再検討

2025年下半期の課題として、チン首相は各地方政府に対し、制度の見直しを行い、不要な条項の削除や必要な補足を検討し、財務省および首相府に報告するよう求めた。

地方の統合を踏まえた新たな自治体ごとの計画の策定も要請。「統合によって単に面積が増えるだけでなく、科学的根拠と実情に基づいた新たな成長モデルを構築すべきである」とチン首相は述べている。

公共・民間の資源を活用し、持続可能な発展を目指す

さらにチン首相は、公共資金を起点に民間資金を誘導する形で、PPP(官民連携)を活用したインフラ開発や人材育成、スマートガバナンスの推進を提案。東南部地域全体での持続可能な発展に向けた地域連携の強化が必要であると強調した。

空港接続・国際港湾・交通インフラ整備を加速

ファン・ミン・チン首相は、ホーチミン市に設置予定の国際金融センターを、ホーチミン市だけでなく地域全体および全国レベルの戦略拠点として位置づけ、各省の協力を求めた。

また、ホーチミン市環状4号線道路の建設については、2025年8月19日の着工を目標に全力で準備を進めるよう指示。さらに、カンザー国際中継港の建設、ザーギア―チョンタン間およびホーチミン市―モックバイ間の高速道路事業の加速、ロックニン―ビエンホア鉄道の研究も求めた。

中でもロンタイン国際空港とタンソンニャット空港を結ぶ約43㎞の交通手段として、高架鉄道や地下鉄が海外投資家から提案されていることを明かし、「迅速に進める必要がある」と強調した。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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