【事件】違法脂肪吸引でホーチミン市の美容サロン経営者を起訴

 無許可で脂肪吸引を実施

ホーチミン市警察は9月6日、違法な脂肪吸引を行っていた美容サロン「Ho.pital SW」（ホーチミン市バンコー街区（旧3区）所在）を摘発し、経営者と関係者を逮捕したと発表した。
調べによると、この施設は2025年1月以降、無許可のまま腹部・太もも・腕などの脂肪吸引を500人以上に実施し、違法に約100億VND以上を売上げていた。

資格のない施術者を雇用

経営者のグエン・ティ・フーン（32歳）は、専門資格を持たないグエン・ミン・カイ（32歳）を雇い、脂肪吸引手術を行わせていた。
さらに、マーケティング担当のズオン・タン・ロンと共謀し、顧客を欺いていた。

偽装広告と虚偽の宣伝

同施設は集客のため、SNS上に虚偽の広告を掲載。著名な医師が協力していると偽り、実際には存在しない「成功例」の動画や写真を作成するために、エキストラを雇って「顧客」を装わせた。
こうした手口により、多くの人が「安全で信頼できる」と誤解し、施術を受けていた。

経営者ら3人を起訴

警察は今回、以下3名を「顧客を欺いた罪」で起訴した。

• グエン・ティ・フォン（経営者、32歳）
• グエン・ミン・カイ（無資格施術者、32歳）
• ズオン・タン・ロン（マーケティング担当）

被害者に情報提供を呼びかけ

捜査当局は、被害に遭った顧客に対し、ホーチミン市警察まで連絡するよう呼びかけている。