9月11日未明、ベトナム中部クアンガイ省マンブット村でマグニチュード(M)4.5と3.0の地震が相次いで発生した。震源の深さはいずれも約8kmで、災害リスク警戒レベルはそれぞれ1と0に設定された。
詳細な発生時刻と震源情報
最初の地震は午前1時36分に発生し、M4.5、震源の深さ約8.1kmと観測された。続いて午前2時30分にM3.0の地震が発生し、震源の深さは約8.2kmだった。これらの地震により大きな被害は確認されていない。
続く地震活動の背景
地震情報・津波警報センター(地球科学研究所)によれば、今回の地震は近年同地域で頻発している「誘発地震」の一環とみられる。2021年以降、数百件の地震がクアンガイおよび旧コントム地域で観測されており、2024年7月28日にはM5.0、2022年8月23日にはM4.7の地震も発生している。
今後の見通しと研究体制
専門家によると、同地域の地震は今後も継続すると予想されるが、規模はM5.5を超える可能性は低いとみられている。ただし、さらなる詳細研究が必要とされており、現在は旧コントム地域に11の観測所を設置し、活動状況の解析が進められている。
ベトナムにおける地震の影響
ベトナムではM4~5程度の地震は「軽度」とされ、室内の物が揺れて音を立てたり、一部が落下することはあるものの、被害は軽微または無被害にとどまるのが一般的である。世界的にも同規模の地震は年間1万~1万5千回発生している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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