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【経済】ルオン・クオン国家主席、コストコにベトナム投資を呼びかけ

ベトナムのルオン・クオン国家主席とコストコのロン・バクリス最高経営責任者(CEO)
(C)THANH NIEN

現地時間9月21日午前、米国を訪問中のベトナムのルオン・クオン国家主席は米国の大手小売企業コストコのロン・バクリス最高経営責任者(CEO)およびオレゴン州議会代表団と会談した。

ルオン・クオン国家主席は、コストコがベトナムからの輸出品調達を拡大していることを高く評価し、同社が進める生産能力やサプライチェーン強化の戦略的枠組みづくりは、ベトナム政府の優先方針と合致していると強調した。特に農産物、水産物、繊維製品、履物、軽工業などの分野において、グローバルバリューチェーンへの深い参画を促す方向性に沿うものであると述べた。

バクリスCEOは、ベトナムの主要サプライヤーと引き続き緊密に協力し、米国市場に適した製品を提供したいと表明した。コストコが毎年調達するベトナム産品の規模は10億USDを超える可能性があり、主力品目は繊維製品、履物、木材製品、水産物、カシューナッツ、コーヒーなどになる見通しだ。

ルオン・クオン国家主席は、約1億人の人口を擁し、消費市場が拡大するベトナムは有望な投資先であると強調した。コストコのベトナムへの正式進出と長期投資を歓迎するとともに、調達拠点や物流センター、地域配送センターの設置を含め、政府として全面的に支援する用意があると述べた。

オレゴン州議会代表団と会談

同日、ルオン・クオン国家主席は、オレゴン州下院経済開発委員会のグエン・バー・ロック委員長率いる議員団とも会談した。

ルオン・クオン国家主席は、ベトナムと米国が協力を深化させ、双方に利益をもたらす関係をさらに発展させる時期にあると指摘。南北統一から50年、建国から80年を経て、ベトナムは2045年を見据えた2030年までの持続的な経済成長を目標としており、その実現には米国やオレゴン州の協力が不可欠だと述べた。

オレゴン州がハイテク・半導体・再生可能エネルギーの拠点である「シリコンフォレスト」と呼ばれていることに触れ、ルオン・クオン国家主席は同州を重要なパートナーと位置付けた。さらに、企業や教育機関のベトナム進出を歓迎し、研究開発や人材育成での協力を求めた。

米国との協力深化に期待

ルオン・クオン国家主席は、米国が早期にベトナムを市場経済国家として認定し、輸出制限リストから除外するよう、オレゴン州議会議員に働きかけを依頼した。また、ベトナム系住民が母国と米国の架け橋となることを期待すると述べた。

オレゴン州議会の議員団は、ベトナムの発展と国際社会への積極的な参画を高く評価し、今後も経済・貿易、科学技術、教育分野での協力を進め、貿易促進や人的交流の拡大を検討すると約束した。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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