超大型台風ラガサ(台風9号)は、クアンニン省モンカイからおよそ650km沖の北東部に位置しており、中国・広東省南部の沿岸や内陸部に強風と豪雨をもたらしている。
国立気象予報センターによると、9月24日午前4時時点でラガサの中心は北緯21.3度、東経114.3度付近にあり、最大風速は167〜201km/h、瞬間最大風速は220㎞/h以上の暴風が吹いている。進路は西北西で、進行速度は時速20km前後である。
台風は25日に中国・広西沿岸へ上陸見込み
予報によると、ラガサは24日中に勢力を弱め、25日午前4時には中国・広西チワン族自治区沿岸に到達する見通しである。この時点での最大風速はおよそ105km/h、瞬間最大風速は140km/h前後と予想されている。
一方、ベトナム北部の北東部海域では、今日24日から最大風速が130〜150km/h、中心付近では160〜190km/hに達し、波の高さは10mを超えるとみられる。
北部湾と沿岸部で強風・高波に警戒
24日昼以降、ベトナム北部湾東部(バクロンヴィ特区を含む)では最大風速40〜50km/h、瞬間最大風速80km/hの強風が吹き始める。夜にはさらに勢力を増し、バクロンヴィ、バンドン、コトー、カットハイ、ホンダウ島周辺では最大風速60〜100km/h、瞬間最大風速120km/hに達する見込みである。波の高さは最大5mに達し、海は大荒れとなる。クアンニン〜ハイフォン沿岸では、高潮により海面が0.4〜0.6m上昇し、堤防や養殖施設の損壊、係留船舶の被害の恐れがある。
北部から北中部にかけて大雨の恐れ
気象当局は、25日未明からクアンニン省〜ニンビン省沿岸で最大風速40〜60km/h、中心付近では80〜100km/h、東北部内陸でも30〜40km/hの強風が予想されると警告している。
また、9月24日夜から26日夜にかけて、北部およびタインホア、ゲアンでは大雨となり、総雨量は100〜250mm、多い所では400mmを超える恐れがある。都市部や低地での冠水、小河川での鉄砲水、山間部での土砂災害に厳重な警戒が必要である。
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