ラード(豚脂)を直接床で処理、黒ずんだ容器も多数
ゲアン省市場管理局によると、同局は関係機関と連携し、食品衛生安全基準を満たさない動物性油脂加工施設を摘発した。
調査は10月3日、クインルー村で行われた。
立ち入り検査には市場管理チーム第4班、クインルー村人民委員会、クインルー村警察が参加した。対象は、同地で豚脂加工業を営むブイ・ティ・ビン氏(59歳)が経営する施設である。
1.5トンのラードを押収、衛生証明なし
検査時、作業は床の上で直接行われており、周囲には黒ずんだ豚脂を入れたバケツや鍋が多数確認された。
当局は現場で1.5トンにおよぶ動物性製品を押収。このうち500kgは未加工の生豚脂、700kgは加工済み製品、残り300kgは加工過程で発生した廃棄物だった。
いずれの製品も原産地を示す書類がなく、衛生・安全基準を満たしていなかった。
当局が全量を廃棄、関係者を処分へ
検査チームは違反の事実を記録し、豚脂の全量を廃棄処分とした。
現在、関係機関が関係者の責任を追及し、法令に基づく行政処分の手続きを進めている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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