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ベトナムニュース【経済】ハノイ都市鉄道(メトロ)の累計損失額が1600億VNDに

(C) VNEXPRESS

ハノイ市都市鉄道カットリン‐ハドン路線の運行初年度の収支は、540億VNDの赤字となり、2020年の損失と合わせた累計損失額は1600億VNDとなった。

最近発表されたハノイ都市鉄道有限会社(ハノイメトロ)の2021年の収支報告書によると、2021年の売り上げは、50億VND強で、540億VNDの赤字となった。このうち、カットリン‐ハドン路線の運営にかかる人件費がコストの大部分を占めている。

ハノイメトロの幹部は、2021年はCOVID-19の感染拡大が国内の経済活動と都市鉄道の運営に悪影響を与えたと述べた。厳格な距離の確保指示は、あらゆる活動に影響を与えた。ただし、COVID-19が2021年の決算に与えた影響を正確に見積もることは困難だとしている。

6月18日に発表された情報の中で、ハノイメトロは、都市鉄道やバスなどの公共交通機関の運賃は、市民の利用を促進し、自家用車の移動を減らして渋滞を解消し、環境汚染を防止するという観点からハノイ市によって補助金を導入した低い料金が設定されると説明した。

「従って、バスや都市鉄道などの公共交通機関では、運賃収入だけでは、コストを賄ことはできず、ハノイ市からの補助金を受けています。」とハノイメトロは説明し、ハノイ市のバスも長年にわたり補助金を受け取っていると述べた。ハノイ市のカットリン-ハドン路線は、ハノイ市で初めて運営された都市鉄道であり、ハノイ市人民評議会は、市バスと同様の利用促進政策を承認している。

ハノイメトロによると、カットリン-ハドン路線は2021年11月6日から運行を開始したため、まだ補助金を受け取れていない。現在、同社は、ハノイ市へ2021年の11月と12月および、2022年の補助金を申請するための書類を準備している。

「ハノイ市からの補助金が受けられれば、2021年の収支結果は、現在公表しているものからは、確実に改善されます。ハノイ市からの補助金は、売り上げによる経費の不足をカバーするだけでなく、規則に基づいて一定の利益をもたらすものになります。」とハノイメトロは説明する。

カットリン-ハドン路線の運賃は、ハノイ市人民委員会によって2021年6月に最低区間で8000VND、最長区間で1万5000VNDまでと規定された。1日利用券(1日使い放題)は3万VNDとされ、1ヶ月定期の場合は、一般が20万VND、学生と工業団地従業員が10万VNDとなっている。

工業団地外の企業の従業員の場合、団体購入をすれば1か月定期が14万VND/人で購入できる。

ハノイメトロは、2021年11月から2022年5月までの6か月の活動期間に316万人の乗客を輸送した。最近の利用者数は、運行開始当初と比べて、2.5倍に増加している。最近では、平日は1日あたり2万1000人~2万2000人が利用し、週末には1日あたり2万5000人~3万人が利用するようになっている。特に祝日は利用者が急増し、4万人以上が都市鉄道を利用している。2022年5月1日の祝日には、過去最高の5万人が都市鉄道を利用した。

出典:18/06/2022 VNEXPRESS
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