建設大臣が現場視察、「全力で仕上げを」と指示
2025年11月2日、ベトナム建設省のチャン・ホン・ミン大臣は、ビエンホア~ブンタウ高速道路およびロンタイン国際空港の2大国家プロジェクトの進捗を視察し、関係者に対し「12月19日の開港式に向けて総力を挙げるように」と指示した。
高速道路プロジェクト、進捗率70%超
同日、大臣への報告によると、ビエンホア~ブンタウ高速道路第2区間の進捗率はすでに70%を超え、主要構造物の多くがほぼ完成しているという。
第85プロジェクト管理委員会のグエン・バン・ロン副委員長は「現在、施工業者は昼夜3交代で作業を行い、材料や人員を増強している。12月19日の技術通行に間に合わせる計画だ」と説明した。
第1区間を担当するドンナイ省建設投資管理委員会でも、進捗はおよそ60%に達しており、同様に開通期限に向けた追い込みが続いている。
「時間を無駄にするな」――建設大臣が現場で発破
チャン・ホン・ミン大臣は「この時期は最も重要なラストスパートだ。1分1秒を惜しみ、全力で取り組むこと」と述べ、全ての関係者に対し工程の遅延を防ぐよう強く求めた。
ロンタイン空港、1万4,000人態勢で昼夜施工
ロンタイン国際空港建設現場では、現在約1万4,000人の技術者・作業員・専門家と3,000台の重機が投入され、昼夜を問わず同時多発的に施工が進められている。
同プロジェクトの発注者であるベトナム空港総公社(ACV)のグエン・ティエン・ビエット副総裁によると、「連日の大雨が地下工事に影響を与えたが、施工体制を柔軟に調整し、晴れ間を最大限活用して作業を進めている」と説明した。
ビエット副総裁はまた、「多くの工区で契約より3〜5か月短縮しており、12月19日の開港式に間に合わせる決意だ」と述べた。
環境整備にも厳しい基準
ミン大臣は「『どこを通ってもきれいで整然としている現場』を目指すべきだ」とし、空港外構や緑化、景観デザインの一体性を求めた。
ロンタイン空港はベトナム最大規模の国際ハブ空港として建設が進められており、開港後は年間旅客処理能力1億人を見込むとされている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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