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【災害】ダックラック省:キーロー川の水位急上昇 住民ら夜間の避難を強いられる

2階まで浸水したダクラク省フーモー村人民評議会庁舎
(C)THANH NIEN

台風13号の影響で河川氾濫、住民避難

台風カルマエギの上陸により、ダックラック省を流れるキーロー川の水位が急激に上昇し、多くの住民が夜間に避難を余儀なくされた。

11月6日夜、ダックラック省フーモー村人民委員会のグエン・ズイ・ティン主席は、「人民評議会庁舎の周辺で冠水が発生し、水位は2メートルを超えた」と明らかにした。

学校や公共施設に避難誘導

ティン主席によると、当局は事前に住民を学校や集会所などに避難させていたが、庁舎の2階にも一部の住民を受け入れたという。
「水位がかなり高くなっており、住民をより高台へ避難させるよう支援と警戒を続けている。被害の詳細は7日朝に集計する予定だ」と述べた。

ラヒエン2水力発電所の放流で下流部が浸水

同日22時時点で、キーロー川は警戒レベル3の水位に達した。ラヒエン2水力発電所が毎秒5,000立方メートル超を放流しており、下流のフーモー村キーロー地区では深刻な浸水が発生している。

現地住民によると、「水が非常に速く押し寄せ、避難の準備をする間もなかった」との声もあり、22時過ぎには水深が約3メートルに達したという。
隣接するスアンフック村のチャン・バン・タイン氏は「水位が上がり続けているため、私たちは様子を見ながら荷物をまとめて避難準備をしている」と話した。

ドンスアン中心部は孤立状態

ドンスアン共産党青年同盟のレ・ティ・カム・フーン書記によると、キーロー川下流域では依然として水位が急上昇しており、減少の兆しは見られない。
「ドンスアン中心部は完全に孤立している状況だ。現在も低地の住民に対し、安全な場所への避難を呼びかけている」と述べた。

気象局「特に大きな洪水発生の恐れ」

ダックラック省気象局の情報では、6日22時の時点でスアンクアン観測所の水位は警戒レベル3(3.51メートル)を超えており、下流のハーバン観測所でも残りわずか0.18メートルに迫っている。

今後6〜12時間の間に上流では「特に大きな洪水」が発生する恐れがあり、下流でもさらに水位が上昇してピークに達した後、徐々に減少する見込みとされる。キーロー川では水位が警戒レベル3を超え、3〜4.5メートルに達する可能性がある。

低地の川沿いや渓流では浸水被害が拡大し、フーモー、スアンラン、ドンスアン、スアンフオックなどの地域で土砂崩れの危険も高まっている。
当局は、川や小さな橋、渡し場を通行する際には最大限の注意を払うよう呼びかけている。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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