ダックラック省での土砂崩れ復旧作業
2025年11月9日、ベトナム鉄道公社は、台風カルマエギ(13号)によって11月6日に発生したダックラック省の約90メートルに及ぶ土砂崩れの復旧作業に数百人の作業員と資材、機材を投入した。目標は11月10日夜までに南北統一鉄道の全線を再開することである。
臨時道路と資材搬入で復旧を加速
復旧作業では、国道19C号線から土砂崩れ現場まで臨時道路を開設し、トラックによる資材輸送を迅速化させる。さらに、石材や技術資材を運ぶ列車も現場両端に配置し、供給時間を短縮して施工を加速させている。
重要工事の進捗
11月9日朝時点で、臨時橋脚のコンクリート打設や鉄骨梁の設置など主要工事がほぼ完了。作業員は交代で昼夜連続作業を行い、計画通りの進捗を維持している。
施工計画と安全対策
ベトナム鉄道公社は施工を2段階で実施する。まず第1段階として臨時橋を設置し、列車が最大時速5kmで通行可能にする。全線再開後は第2段階として恒久的な路盤強化を行い、安全と安定を確保する。
鉄道公社のコメント
ベトナム鉄道公社のグエン・クオック・ボン副総裁は「この復旧作業は国家の輸送に直結する緊急任務であり、昼夜を問わず人員・資材を動員して作業している」と述べ、11月10日18時までに臨時橋完成と土砂崩れ区間の通行再開を目指すと強調した。
旅客輸送への影響と対応
復旧作業中、鉄道公社は影響を受ける駅間の旅客を対象に代行輸送を実施。全線再開後も恒久的な安全確保に向けた工事を並行して進める予定である。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN




















