中部地方で続く豪雨と洪水により、これまでに50人が死亡または行方不明となり、クアンチ省、カインホア省など6省では大規模な浸水被害が発生している。
死者・行方不明は計50人に
農業・農村開発省傘下の堤防・災害管理局によると、11月20日18時時点の集計で、死者41人、行方不明9人が確認された。
死者の内訳は以下のとおりである。
- ダックラック省:16人
- カインホア省:14人
- フエ市:2人
- ダナン市:2人
- ザーライ省:3人
- ラムドン省:4人
行方不明者は、ダナン市2人、クアンチ省1人、ダックラック省4人、カインホア省1人、ラムドン省1人となっている。
5万2,000戸以上が浸水、約6万2,000人が避難
豪雨は各地の住宅167棟に被害を与え、クアンチ省からカインホア省にかけての地域では、5万2,056戸の住宅が浸水している。
深刻な浸水地域では、地方政府・警察・軍隊が住民の避難を支援し、1万8,837世帯・6万1,793人が安全な場所へ避難した。避難世帯が最も多いのは ザーライ省とダックラック省の2省である。
停電・交通への影響
ダナン市、ザーライ省、ダックラック省、カインホア省の4省市では、約39万6,000の利用者が停電している。
さらに、トゥイホア空港では20日10時から24時まで運航が停止された。
さらに続く大雨、土砂災害に警戒
国家気象予報センターによると、11月19日17時から20日17時まで、ダナン市から ラムドン省にかけての地域では非常に激しい雨が降った。
土壌水分量の解析では、一部地域で飽和状態(85%以上)となっている。
同センターは、20日夜も20~40mm、場所によっては90mm超の降雨が続く見込みで、ダナン市からラムドン省にかけての6省で土砂崩れや鉄砲水の危険性が高まっていると警告している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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