売上高は18.1兆VND超、前年同期比46.8%増
ビンファスト(VinFast)は2025年第3四半期の財務結果を発表した。これによると、同社の総売上高は18兆1002億VND(約1070億円)に達し、前年同期比46.8%増、2025年第2四半期比9%増となった。
同四半期における電気自動車の納車台数は3万8,195台で、前年同期比74%増、前四半期比7%増となった。2025年1〜9月の累計納車台数は11万362台となり、前年同期比149%増である。
二輪EVも大幅増、納車台数は約12万台
電動バイク・電動自転車の納車台数は約12万台で、前年同期比535%増、前四半期比73%増だった。2025年1〜9月累計では23万4,536台に達し、前年同期比489%増と急成長を続けている。
「年間10万台突破」国内首位の地位を強化
ビンファストのレ・ティ・トゥ・トゥイ取締役会会長は次のように述べた。
「ビンファストは2025年の最初の3四半期で国内販売10万台を超え、13か月連続でベトナム国内販売1位を維持しました。加えて、アジア市場ではインドのEV登録台数でトップ8に入り、インドネシアではBEVブランドのトップ5に入るなど、地域全体での進展が顕著です」
安定した成長基調、受注好調で第4四半期も順調な見通し
今回の業績発表を受けてグエン・ティ・ラン・アン最高財務責任者(CFO)は次のように述べている。「10万台到達は大きな節目であり、当社の戦略投資の成果を示しています。第3四半期の売上高も力強く、Green Seriesの投入などにより製品全体の需要が拡大しています。第4四半期は高い受注残を抱えており、短期的な業績見通しは明確です」
3ブランド戦略と技術投資を強化
同社は多様な顧客層に対応するため、明確なポジショニングを持つ3つのブランドを展開。これと並行して、
- 車両プラットフォーム
- 電気・電子アーキテクチャ
- 運転支援・自動運転技術
の「3本柱」で技術開発を推進している。
長期的には、多ブランド・多セグメントのEVメーカーとして、乗用車から商用車、自動運転車までを含む包括的なモビリティエコシステムの構築を目指す。
インド・インドネシア・米国でネットワーク拡大
海外でも展開を強化しており、
- インド:20店舗の販売網(9月30日時点)
- インドネシア:33店舗に拡大
- 米国:カリフォルニアで初のディーラー店を開設
など、販売ネットワーク拡大が進んでいる。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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